※当サイト(ミチビーク)はアフィリエイト広告を掲載しています。
【薬剤師資格を活かしたい方に
おすすめの転職サイト「ミチビーク調べ」】
ファルマスタッフ |
|
|
---|---|---|
求人数 | 約50,000件 | |
ファーマキャリア |
|
|
求人数 | 約37,000件 | |
お仕事ラボ |
|
|
求人数 | 約16,000件 |
【他の職種で働きたい薬剤師に
おすすめの転職サイト】
リクルートエージェント |
|
|
---|---|---|
求人数 | 約500件 | |
doda(デューダ) |
|
|
求人数 | 約600件 |
薬剤師は精神的な負担が大きい職業です。
投薬ミスが患者の健康や生命に直結するため、知らず知らずのうちにプレッシャーを感じ、 ストレスを抱えてしまう薬剤師は少なくありません。
「薬剤師を辞めたい」「違う職業に就きたい」と考えたこともあるのではないでしょうか。
精神的に辛く、心身に不調が出ている状態では、薬剤師を辞めるという選択も自分を守るための一つの方法です。
しかし、せっかく苦労して取得した資格なので、衝動的に薬剤師を辞めた場合は後悔してしまう可能性があります。
この記事では、「薬剤師を辞めたいと思う8つの理由」について解説します。
さらに「薬剤師を辞めたい時の判断ポイント」や「薬剤師を辞めたくなった場合の対処方法」についても解説するので、「薬剤師を辞めたい」と悩んでいる方は最後までご覧ください。
仕事が辛い…
薬剤師にならなきゃよかった…
辞めたいと思う8つの理由
「薬剤師を辞めたいと悩んだことがある人は少ないのでは…」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
「令和3年雇用動向調査結果の概況」では、薬剤師が含まれる「医療・福祉」分野の離職率は13.5%です。
実際の離職率なので、辞めたいと考えている人はこの数字以上にいると考えられます。
薬剤師を含む医療関係の仕事はミスが命に直結するため、責任が重く「辞めたい」「しんどい」と感じるのはよくあることでしょう。
ここでは、薬剤師が仕事を辞めたいと思う理由としてよくあるものを8つご紹介します。
薬剤師が考える辞めたい理由を一つずつチェックしながら、気持ちを整理していきましょう。
人間関係がしんどい
薬剤師の職場は限られた空間で業務を行うので、閉鎖的になりやすい職場環境です。
ほとんどの職場はシフト制ではないことが多いので、毎日のように同じ人と顔を合わせることになります。
そのため、苦手な人が一人いるだけでも大きな悩みに発展します。
人間関係の悩みは個人の努力では解決できない問題なので、残念ですが環境を変えるのが一番の解決方法です。
環境を変える方法は「薬剤師を辞める」だけではなく、大きな職場であれば配置転換で解決することもあるので、一度信頼できる上司などに相談してみることをおすすめします。
体験談
退職を考えた理由は人間関係に悩んだことです。
前職では私のことを気に入らない上司にパワハラを受けていました。
真面目に仕事をしていても、大勢の見ている前で人格否定のようなことも言われ続けました。
同僚に助けを求めても、自分も同じ目に合うかもしれないと助けてもらえないことで、一人でずっと耐えるしかありませんでした。
心身ともに疲れ切ってしまい、体調不良で仕事に行けなくなったので退職しました。
30代女性 調剤薬局勤務
上司が気分屋で人によって対応が違うので、職場の雰囲気も良くありませんでした。
同僚同士もほぼ会話も無く、陰口を言い合う職場の人間関係に疲れました。
こんな職場なので業務に対してフォローがなく、残業時間もかなり多かったので、転職することに決めました。
30代女性 調剤薬局勤務
労働環境が悪い
辞めたい理由の一つに、業務量が多いことや残業時間の長さなどの労働環境の悪さが挙げられます。
地方薬局や人材の少ない個人の職場では、薬剤師が数人しか在籍していないこともあり、残業が日常化している職場もあります。
在籍している人数が少ないと有給休暇も満足に取れないため、労働環境の悪さは職場への不満が溜まりやすい部分です。
労働環境については業務改善が必要ですが、自分の努力だけでは改善できない部分も多いので、改善されない期間が続くと転職を決意する方が多いようです。
体験談
残業が月15時間程度あり、週に1回の夜間診療を加えるとトータル1日半勤務していたこともありました。
さらに、上昇志向が強い職場であったため勉強会などは強制参加です。
残業代も申請制なので、残業代が付かない時間も多く、体も心も疲れていました。
ゆっくり働きたい自分には向いていない職場だと感じたため退職しました。
20代女性 調剤薬局勤務
残業が多くて体が持ちませんでした。
1日の処方箋の平均枚数が300枚程度で調剤と服薬指導、薬歴入力をするだけで精一杯にも関わらず、上司には薬歴をチェックされてその内容について指導されることもありました。
毎日の業務量が多すぎて、それをこなすだけでも大変だったのに上司の理解があまりないように感じました。
30代男性調剤薬局勤務
調剤ミスが怖い・ミスへのプレッシャーを感じる
投薬のミスは人の命に直結するため責任の重大さから、大きなプレッシャーを感じてしまう方が多いでしょう。
大きな調剤ミスは法的責任が発生する場合もあり、調剤ミスが発生した場合は「薬剤師に向いてない」「薬剤師を続ける自信がない」と考え込んでしまう方が多いです。
薬剤師の業務はミスを生じる要因が多く、完全にミスを無くすのは難しいと言えます。
調剤ミスは自分一人の個人的なミスではなく、ミスを防止する職場の業務体制に問題があることも少なくありません。
薬剤師は大きなプレッシャーと責任感の中で働く仕事なので、安心して働ける環境であるためには、ミスが起きた時にはすぐにフォローしてくれる職場環境であることが大切です。また、再発防止策をすぐに考えることができる職場であることも重要でしょう。
職場にミスを防ぐための改善要求を出しても改善されないようであれば、自分を守るためにも医療安全の意識が高い職場への転職を検討しても良いでしょう。
体験談
大きな調剤ミスを起こしてしまい、仕事を続ける自信が無くなりました。
忙しい薬局で、フォロー体制も十分じゃなかったので不安を感じながら働いています。
調剤業務は自分には向いていないと思ったので、今月末で退職を考えています。
20代女性 調剤薬局勤務
患者さんに間違えた薬を渡してしまいました。
薬を渡した後に渡し間違えが判明し、慌てて患者さんの家に行って薬を取り替えました。
まだ服薬する前だったため大きな事故にはなりませんでしたが、周囲のスタッフの対応が心なしか冷たくなった気がします。
また、ミスをしてしまったらどうしようという気持ちがあり、自分自身も精神的に追い詰められているので、薬剤師を辞めようかと考えています。
20代女性 調剤薬局勤務
給与が安いと感じる
「令和4年賃金構造基本統計調査」では、薬剤師の年収は583.4万円です。
男性薬剤師の平均は637.1万円、女性薬剤師の平均は540.1万円となっています。
国内の平均年収は約450万円であり、一般的に薬剤師の年収は高いと言えるでしょう。
しかし、実際に働いている薬剤師からは「給料が安いと感じる」と言う声が上がっています。
業務量が多いため残業が常態化している職場もあり、勤務時間が長時間化していることが「給与が安いと感じる」要因の一つです。
労働時間と給与を照らし合わせると「割に合わない」と感じる方も多く、転職を考える方も少なくありません。
また、薬剤師の職場では、人材を確保するために初任給を高く設定しているため、 20代・30代では高い収入が期待できます。
しかし、30代後半からは昇給しにくいので給与が上がりにくいという特徴があります。
他の医療職と比べると、管理職の数も少ないため昇給の機会が少ないのも「給与が安い」と感じる要因として挙げられるでしょう。
体験談
薬剤師を大事に扱ってくれない職場でした。
正社員でもかなり給料が安く、パートの薬剤師は時給1,200円で働いていました。
その割に、事務のパートは時給1,000円だったので、薬剤師なのになんでこんなに安い給料で働かないといけないのかと感じていました。
20代女性 調剤薬局勤務
新卒で薬品メーカーに入社をしましたが、働いて数年で「給料が低い」ということが分かりました。
調剤薬局で働く同年代の薬剤師の友人と話した時に、友人は週4勤務にも関わらず週5勤務の私より100万円近く年収が高いようでした。
自分の給料を時給で計算してみたところ調剤薬局のパートよりも時給が低いことが判明し、働き続けるモチベーションが無くなりました。
30代女性 薬品メーカー勤務
教育体制や研修制度がないので不安
規模の小さな地方薬局や病院は教育体制が整っておらず、入職すると研修や周りからのフォローはほとんどない状態だといった話もあります。
初めての職場では、ただでさえ精神的な負担を感じます。しっかりしたフォロー体制がないと、不安を感じてしまうのは当たり前です。
周囲から指摘されながらでしか学べない環境では精神的に追い詰められてしまい、大きなストレスを感じる方がほとんどでしょう。また、薬局内での研修制度がない職場もあり、薬剤師は日々の知識のアップデートが必要な職業なので、そういった職場では薬剤師として成長できない可能性も考えられます。
体験談
新卒で企業薬剤師として働いていましたが、将来のために調剤薬局で実務の経験を積みたいと考え調剤薬局に入職をしました。
未経験でも勤務可能という条件で入職しましたが、昔ながらの見て覚えろといった職場で、研修がないだけでなく業務に対する説明もほとんどありませんでした。
調剤経験もなく、さらに業務量の多い職場だったこともあり、周囲に迷惑をかけてしまうこともあり、嫌味を言われることもありました。
しっかりと基礎的なことを学びたいと考えているので、研修の丁寧さに定評のある職場への転職を検討しています。
20代男性 調剤薬局勤務
私は、病院の他職種で協力して患者さんに働きかけるチーム医療に興味があり、調剤業務未経験の状態で働けることになりました。
入職した後は調剤未経験だと就職時に伝えていたにも関わらず、研修や周囲のフォローはほとんどない状況でした。
毎日ミスを指摘されるので、精神的に追い詰められてしまい、体調も崩してしまったので薬剤師の仕事自体を辞めようと思っています。
30代女性 病院勤務
薬剤師自体が向いていないと感じる
日々の業務に疲れてしまい、辞めたくなる薬剤師も多いようです。
スムーズに業務をこなせないと、「自分には薬剤師自体が向いていない」と感じてしまい、仕事へのモチベーションが低下してしまいます。
始めたばかりは分からないことばかりなので、業務に慣れるまでは仕方ない部分もあります。
先輩や同僚に相談しながら、日々の業務を通して経験と知識を積み重ねていきましょう。
同じ薬剤師という職業であっても、調剤薬局やドラッグストア、企業などで業務内容は大きく異なります。
業務には慣れていても、業務内容自体が自分には向いていないと考えてしまう方は、病院から企業に転職するなどの他の業種を考えてみても良いでしょう。
職場を変えることで悩みが解決することがあるので、薬剤師として他の職種へチャレンジしてみるのもおすすめです。
体験談
新卒で総合病院にて薬剤師を始めましたが、この職業は自分には向いていないと思いました。
病院の忙しさに体が追いつかないと感じていて、体調も悪くなるばかりなので辞めようと考えています。
業務に慣れるのが精一杯で、薬の勉強もできません。
薬剤師である自分に自信がないので辞めたいです。
20代男性 総合病院勤務
調剤薬局から製薬会社のDI業務へ転職しました。
働き始めて3ヶ月経過した頃に「調剤薬局に戻りたい…」と感じ始めました。
入社前のイメージでは、業務を通じて薬剤の勉強ができると思っていたのですが、実際は決まったマニュアル通りに対応するだけでした。
調剤薬局では対面のコミュニケーションだったため、顔の見えない電話対応がストレスに感じてしまいました。
半年と経たずに再度転職をし、調剤薬局で勤務しています。これなら転職しなくても良かったなと反省しています。
20代男性 調剤薬局勤務
業務にやりがいを感じられない
薬剤師の業務の中でも、調剤業務は単純作業の繰り返しであるため「やりがいが無い」と感じてしまう方もいます。
同じ業務内容を続けるだけでは、一度下がってしまったモチベーションを上げるのは難しいでしょう。
業務内容に対してやりがいを感じられない場合は、自分が何の業務だとやりがいを感じられるか分析してみましょう。
薬剤師は同じ資格の中でも業務内容が職種によって大きく異なるので、今の業務内容に不満を感じる方は転職によって職場環境を変えるのも良い方法です。
また、職場環境は変えたくないが業務内容には不満があるという場合は、資格取得やキャリアアップなどの自分なりの目標を持つことをおすすめします。
専門性の高い知識を身につけることで、新たな視点で「薬剤師」の業務を見ることができるようになるでしょう。
体験談
今は薬剤師4年目です。
グループホームでは患者さんに薬を渡さずに、配薬ボックスに薬をセットするだけなので薬剤師でなくてもいい仕事だなと思いながら働いています。
医療職として疾患や治療について、もっと勉強しないといけないと考えています。
30代女性 グループホーム勤務
薬局で勤務をしていると、毎日同じような処方箋の受付で、毎日同じことばかりを続けていると感じたことが退職のきっかけです。
他の病院で働いている大学の同期と比べて、専門知識が自分には不足しているだろうなと焦りを感じました。
20代女性 精神病院勤務
経営方針や評価システムに不満がある
「経営方針が変わった」「職場の評価に納得いかない」といった理由もあります。
小さな規模の調剤薬局や大企業のようなドラッグストアなどは、急に経営方針が変わることも考えられる職場です。
現場で働く薬剤師が働きやすいように変化してくれれば良いのですが、現場の負担にしかならない経営方針の変化があった場合は、仕事へのモチベーション低下に繋がります。また、評価システムが整っていなく、自分の頑張りが正当に評価されない場合もあります。
どれだけ頑張っても収入アップや昇進などが期待できない状況では、仕事へのモチベーション維持は難しいでしょう。
経営方針や評価システムに不満がある場合は、個人の努力ではどうすることもできないので、最終的には退職を選ばれる方が多いようです。
体験談
今の職場の本社が事業規模を縮小して、雇用が不安定になりました。
今後は、長く安定して働ける病院や調剤薬局への転職を目指しています。
30代男性 ドラックストア勤務
企業の合併で傘下に入った薬局で働くことになりましたが、慢性的な人手不足で長時間残業が当たり前の職場でした。
上司に業務内容や人員改善案なども提案しましたが、まともに聞いてもらえませんでした。
現状のまま半年以上が経過したので、自分では解決できないと判断して退職しました。
30代女性 調剤薬局勤務
薬剤師を辞めたい時の判断ポイント
薬剤師を辞めたいと考えていても、本当に辞めてよいのか悩む方がほとんどでしょう。
衝動的に薬剤師を辞めてしまって後悔したという方もいるので、後悔しないように慎重に判断する必要があります。では、薬剤師を辞める時はどのような点に注意して判断すれば良いのでしょうか。
以下に、薬剤師を辞めたい時の判断ポイントをまとめました。
薬剤師を辞めないと解決できないケースかどうか
薬剤師を辞めたい理由を見てみると、現在の職場環境に不満があることがほとんどです。
「薬剤師の仕事そのものが嫌になったわけではない」という場合は、薬剤師を辞めなくても職場を変えれば問題は解決します。
「薬剤師を辞めないで解決できるケース」と「薬剤師を辞めないと解決できないケース」について具体的に見ていきましょう。
薬剤師を辞めないで解決できるケース
働いている「現在の職場」に問題があるケースは、薬剤師を辞めなくても解決できます。
例えば、薬剤師を辞めたい理由が以下のようなものの場合です。
- 人間関係
- 調剤ミスへの不安
- 教育体制や研修制度がない
- 給与が安いと感じる
- 業務へのやりがいがない
- 職場の労働条件
上記のような「現在の職場」が原因で薬剤師を辞めたいと考えている場合は、異動や転職によって悩みが解決する可能性があります。
例えば、「調剤ミスへの不安」という理由も「薬剤師という職業自体」が悩みの原因ではなく、「現在の職場」のフォロー体制が整っていないことが原因です。
医療の安全性への意識が高い職場では、調剤ミスがあった場合、業務改善や再発防止策がすぐに取られます。
自分のミスに落ち込むこともあるかもしれませんが、こういった職場は教育がしっかり行き届いているので周囲に責められることはありません。
しっかりとフォローもしてくれるので、安心して働けるでしょう。
このように、薬剤師を辞めたい理由を分析して「薬剤師を辞める」という選択ではなく、「現在の職場を変える」ことで解決できないかを考えてみましょう。
薬剤師を辞めないと解決できないケース
以下の理由は、「現在の職場」「薬剤師という職業」に原因があるので、薬剤師を離れた方が良い場合もあります。
- 心身の健康に支障がある
- 異業種へ転職を希望している
職場に行くのが苦痛で心身の健康に支障をきたしている場合は、一旦薬剤師から離れても良いでしょう。
退職ではなく休職する方法もあるので、信頼できる上司などに相談してください。「早く仕事を辞めたい」と思っていても、体調が悪い時や精神状態が不安定な時は思考能力も低下するので、落ち着いたときに退職を後悔してしまうことも考えられます。
休職する場合は、傷病手当を受けられる制度もあります。まずは、自分の体調や精神状態が健全な状態に戻るまでお休み期間を設けて、その後のキャリアについてはゆっくり考えていきましょう。
異業種へ転職を希望している場合は、薬剤師の資格を活かしながら、他の業種に転職する方法もあります。
調剤業務に向いていないと考えている場合には、調剤業務の無い「公務員・製薬会社・化粧品メーカーなど」の他業種の職場でも薬剤師の資格や経験を活かせます。ただし、年齢を重ねていくほど未経験職への転職は難しくなります。
「薬剤師としては働かない」と決めている方は、早めに転職活動を開始すると良いでしょう。
調剤業務の無い他業界は情報が集まりにくいので、転職活動を行う際は、転職のプロである転職エージェントを利用することをおすすめします。
薬剤師を辞めたくなった場合の
5つの対処方法
「もう薬剤師を辞めたい」と考えても、残念ながらすぐに状況が変わるわけではありません。
ここからは、薬剤師を辞めたくなった時の対処方法について解説します。
信頼できる人に相談する
まずは、信頼できる人に薬剤師を辞めたいと考えていることを相談してみましょう。
現在悩んでいることを人に話すと自分の気持ちが整理でき、気持ちが軽くなる可能性があります。また、違う人の意見を聞くことも今後の参考になるでしょう。
薬剤師は専門職であるため業務が特殊であり、一般企業で働いている人には悩みが伝わりにくいかもしれません。
薬剤師として働いている友人がいれば、悩みを共有できるでしょう。また、同じ病院で働く上司や先輩にどのようなキャリアを歩んできたかを聞いてみるのも良い方法です。
ロールモデルとなる人に話を聞くことで、現在の自分の抱えている悩みや不安な気持ちが将来的に解消される問題であるかが判断できます。
相談できる人がいない場合には、転職エージェントが行っている無料相談会の利用もおすすめです。
休暇を取得して心身を休める
薬剤師を辞めたいと悩んでいる方は真面目な方が多く「休んではいけない」と感じ、よりストレスを感じてしまうケースも多いでしょう。
有給休暇を使用してある程度のまとまった期間、仕事から離れてみるのもおすすめです。
しばらく日常生活から離れることで、疲れ切ってしまった心と体を休めることができるでしょう。
職場から離れることで、仕事について冷静にゆっくりと考えることもできます。
まずは、職場の上司に長期休暇を取得したいことを伝えてみましょう。
雇用形態を変える
労働環境に問題があるが人間関係は良好という場合などは、雇用形態を正社員からパートや時短勤務に変えるのも一つの方法です。
職場は変わらないので、新しく業務を覚える必要がないのが最大のメリットでしょう。
ただし、雇用形態が変化すると年収は下がってしまうので、重視するべきポイントは何かを明確しておく必要があります。
雇用形態を変えることで心身ともにゆとりを持って働けるので、ワークライフバランスに悩んでいる方は相談してみましょう。
休職する
既に心身に不調をきたしている方は、休職制度を利用して仕事から離れましょう。
条件を満たせば傷病手当金を受け取ることも可能なので、まずは自分を守ることが重要です。
傷病手当金は、病気やケガで働けない状況になった場合に、一定期間給与の一部を支給してくれる制度です。
以下に傷病手当が貰える条件をまとめました。
- 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
- 仕事に就くことができないこと
- 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
- 休業した期間について給与の支払いがないこと
傷病手当金は、上記の条件をすべて満たしたときに支給されます。
転職する
自分の力で改善できない問題の場合は、転職を考えてみるのも手です。
薬剤師資格は楽に取得できるものではなく、薬剤師になるためにかけた労力や金額を考えると簡単に辞められる人はほとんどいないでしょう。
今抱えている悩みが転職で解決する可能性が高いのであれば、薬剤師を続けることをおすすめします。
薬剤師は人材不足のため、ある程度の経験があれば転職は難しくありません。
しかし、「本当に転職しても良いのか」「スムーズに転職できるか」と悩んでいる方も多いでしょう。
転職活動に関しては、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職サイトや転職エージェントは、転職をすると決めた人だけが利用できるサービスではありません。
求人紹介だけでなく、現在の職場に問題があって転職しようかと悩んでいる方へのアドバイスもしてくれます。
転職エージェントは、転職に悩んできた人達のサポートをしてきた転職のプロであるため、現在の薬剤師業界の動向を熟知しています。
自身が持っているスキルや経験に合った適切な助言がもらえるので是非活用しましょう。
薬剤師が転職で
失敗・後悔しないためのポイント
今の職場を辞めようと考えている方は、転職活動を進めることになります。
転職については「今の職場を辞めて後悔しない?」「次の職場では失敗したくない」と考えている方がほとんどでしょう。
ここでは、薬剤師が転職で失敗・後悔しないためのポイントについて解説します。
転職理由を明確にする
「人間関係が辛い」「給料が安いと感じる」「残業が多い」など、人によって転職を考えた理由は様々です。
まずは、自己分析を行い「転職理由」を明確にしておきましょう。
転職理由が明確になっていないと、転職した際に「こんなはずではなかった」と職場とのミスマッチが起こる可能性があります。
例えば、「給料が安いと感じる」ことが転職理由の方は、「自分が望む給料」を明確にする必要があります。
「残業が多い」ことが転職理由の方は、「ワークライフバランスが整っている職場」を選ぶとギャップが生まれにくいでしょう。
転職理由が明確になっていないと、どこの職場に転職しても満足感が得られずに転職を繰り返してしまう可能性があります。
転職活動を進める前に「転職理由」を明確にし、自分にとって絶対に外せない条件を整理しておきましょう。
希望条件に優先順位をつける
自分が求める優先順位を整理しておきましょう。
自己分析をすると、次の職場に希望する条件は数多く出てくるかと思います。
例えば、「手取り28万円以上」「残業なし」「調剤業務がない」「30分以内に通勤できる」など具体的な条件が挙げられますが、すべてを満たした求人を見つけることは難しいでしょう。
ワークライフバランスを重視したい人は「残業なし」が外せない条件であり、その他の「手取り28万円以上」「調剤業務がない」「30分以内に通勤できる」は多少譲れる条件のように、自分が希望している条件に優先順位を付けることが重要です。
優先順位をつけて整理しておくと、判断基準が定まるのでスムーズに転職活動を進めていけます。
また、転職先の条件が自分に合っているかを判断できるので、入職後のギャップを減らすこともできます。
スキルや経験に合った職場を選ぶ
転職先で問題なく働くためにも、自分のスキルや経験に合った職場を選んでください。
「自分が持っているスキルや経験」と「転職先の職場が求めるスキルや経験」のミスマッチが起こると、ストレスを感じてしまい、短期間で転職してしまうことも考えられます。
事前の情報収集が不足していると、スキルや経験に合わない職場を選んでしまう場合があります。
まずは、自分の持つスキルや経験を正確に分析し、転職先の職場が求める人材と照らし合わせましょう。
自分ひとりでは情報収集が難しいという方は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントは転職のプロなので、自分の市場価値を客観的に判断してくれるので、スキルや経験に合った適切な求人を紹介してくれます。また、エージェントしか知らない職場の内部情報を教えてくれるので、求人などでは分からない情報を得ることができます。
エージェントを利用して、上手に転職活動を進めてみましょう。
求人票と公式ホームページをしっかりチェックする
転職には、病院や調剤薬局の情報収集をすることが大切です。
求人票の詳細や応募先のホームページやパンフレットは、しっかりチェックしておきましょう。
求人票をチェックする際には、次のポイントを確認してください。
【求人票のチェック項目】
- 雇用契約の期間・形態
- 勤務場所
- 給与
- 勤務時間
- 勤務時間
- 休日・休暇
- 雇用保険・社会保険
薬剤師は、正社員だけでなく契約社員、パートやアルバイトでも勤務できるので、雇用契約の期間は人によって異なります。
基本的に、雇用契約の期間は「正社員」となっている場合は無期、「契約社員」となっている場合は有期です。
「パートやアルバイト」の場合は有期であることがほとんどですが、施設や病院によっては無期の場合もあるので、どちらか分からない場合には面接の際に確認しておきましょう。
給与額については、気にしてチェックしているポイントだと思いますが、給与額には何が含まれるのかは確認しましょう。
給与が高いと感じても、給与額の中に「みなし残業」が含まれている場合や、資格手当や経験手当などの人によって異なる手当が含まれている場合もあります。
通勤手当も上限が設定されている場合などもあり、給与額が高額に見えてもトータルで給与金額を計算すると、決して条件が良いとは言えない求人も存在します。給与額が良いと思って転職しても、ボーナスや各種手当などを含めると前職と全く給与が変わらなかったというケースもあるので、求人票の詳細はチェックしておきましょう。
公式ホームページをチェックする際には、次のポイントを確認してください。
【ホームページやパンフレットのチェック項目】
- 病院・施設の理念
- スタッフの教育方針
- 職場環境について
ホームページやパンフレットには病院・施設の理念が掲載されています。
病院・施設の考え方を知ることができるので、自分の仕事への考え方と職場の考え方が合っているかを確認できます。
また、ホームページの社員インタビューなどがある場合には、仕事内容やワークライフバランス、職場が入社後に期待していることなどの情報が読み取れるでしょう。
最近では、人事がSNSやブログで発信しているケースもあり、職場選びの参考になる場合もあります。
転職エージェントに登録する
転職の後悔や失敗を防ぎたい場合は、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントは事前に転職先の職場の雰囲気を把握しており、メリットだけでなくデメリットも教えてくれます。
そのため入社後のミスマッチを防ぐことが可能です。
転職エージェントの登録はスマホがあれば簡単にできる場合が多いため、転職を検討している方は登録をしておくことをおすすめします。
職場見学をする
実際に応募したい職場が決まれば、職場の雰囲気を確認するためにも、可能であれば職場見学を行いましょう。
特に人間関係に悩んで転職を考えている場合は、職場の雰囲気は重要です。
病院や調剤薬局によっては、実際に働いている方とも話す機会を設けてくれる場合もあるので、実際の雰囲気をチェックできる貴重な機会として活用しましょう。
自分が勤務する予定の時間帯を選んで見学させてもらうと、より実際の職場の雰囲気が掴みやすくなります。
年齢や性別などのスタッフ構成に偏りがないかもチェックしておきましょう。
一概には言えませんが、年配のスタッフが中心の場合は新しい薬剤師が馴染みにくい職場、経験の浅い薬剤師が多い場合は、結婚や出産などのライフイベントを迎えた時スタッフが長く働ける環境ではないと考えられます。
働いているスタッフの見学者に対しての応対も重要なチェック項目で、見学者に対しても誠実に応対してくれる職場であれば、入社後も円滑にコミュニケーションが取れるでしょう。また、散剤分包機や薬袋発行機などの使用機材や設備もチェックしておきましょう。
使い慣れた機種であれば、転職後すぐに調剤業務にあたることができるので、少なからず感じる新しい職場へのストレスが軽減できます。
入社してから周囲のスタッフに馴染めそうか、業務はスムーズに行えそうかを判断基準として、職場見学を行いましょう。
まとめ
今回は、薬剤師を辞めたい8つの理由を先輩薬剤師の体験談に合わせて紹介しました。
辞めたいと考える理由は「薬剤師を辞めないで解決できるケース」と「薬剤師を辞めないと解決できないケース」に分けられます。
薬剤師資格は簡単に取得できるものではないので、後悔しないように慎重に判断しましょう。
衝動的に薬剤師を辞めてしまって後悔したという方もいるので、薬剤師を辞めたいと思ったら、まずは冷静に考えられるよう休む時間を作ってください。
周囲の人に相談するのも一つの方法です。また、転職を決めていなくても転職エージェントに相談できます。
転職エージェントは辞めたいと考えている薬剤師を支援している「転職にプロ」なので、一人で悩みを抱え込まずに気軽に相談しましょう。
【薬剤師資格を活かしたい方に
おすすめの転職サイト】
ファルマスタッフ |
|
|
---|---|---|
求人数 | 約50,000件 | |
ファーマキャリア |
|
|
求人数 | 約37,000件 | |
お仕事ラボ |
|
|
求人数 | 約16,000件 |
【他の職種で働きたい薬剤師に
おすすめの転職サイト】
リクルートエージェント |
|
|
---|---|---|
求人数 | 約500件 | |
doda(デューダ) |
|
|
求人数 | 約600件 |
参考文献
厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/dl/gaikyou.pdf
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/index.html
この記事の運営者情報
メディア名 | ミチビーク |
---|---|
運営会社 | 株式会社Method innovation |
会社ホームページ | https://www.method-innovation.co.jp/ |
所在地 |
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
|
代表取締役 | 清水 太一 |
設立 | 2016年11月1日 |
事業内容 | 集患支援事業 メディア運営事業 広告代理店事業 |
お問い合わせ | michibi-Qのお問い合わせはこちら |