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- 1 薬剤師におすすめの「派遣」の 転職サイト「ミチビーク調べ」
- 2 派遣薬剤師とは?
- 3 派遣薬剤師の主な3つの派遣先
- 4 派遣薬剤師の平均時給
- 5 派遣薬剤師の時給が高い理由
- 6 派遣薬剤師が高時給で働ける職場
- 7 派遣薬剤師の5つのメリット
- 8 派遣薬剤師の6つのデメリット
- 9 派遣薬剤師は調剤未経験でも派遣してもらえる?
- 10 派遣薬剤師の成功例と失敗例
- 11 派遣薬剤師が向いている人
- 12 派遣薬剤師と正社員の違い
- 13 派遣薬剤師で年収をアップさせる おすすめの3つの方法
- 14 派遣薬剤師の失敗しない 派遣会社の選び方
- 15 派遣薬剤師として働く流れ
- 16 派遣薬剤師に関するよくある質問
- 17 まとめ
- 18 薬剤師におすすめの「派遣」の 転職サイト
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薬キャリAGENT |
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参考記事:薬剤師向け転職サイト2025年おすすめランキング【20社比較】口コミや選び方も紹介の記事もぜひご覧ください!
薬剤師は正社員やパートだけでなく派遣として働く方法もあり、正社員よりも労働環境が自由なのが特徴です。
しかし、平均時給や福利厚生が整っているかなど、派遣薬剤師として働く際に気になることが多いのではないでしょうか。
今回の記事では派遣薬剤師の平均時給や年収アップするコツを紹介しているので、派遣薬剤師として働きたい方は最後までご覧ください。
派遣薬剤師とは?
派遣薬剤師は人材派遣会社と契約をし、派遣先で薬剤師として働きます。
正社員として働く薬剤師とは、雇用主や雇用期間に違いがあります。
派遣薬剤師 | 正社員薬剤師 |
|
派遣会社が雇用主
正社員やパートであれば雇用主は一般的に勤務先の企業・医療機関ですが、派遣薬剤師の場合は派遣会社が雇用主になります。
実際の勤務先に属するわけではなく派遣会社に属することになりますが、業務に関する直接的な指示や管理は勤務先が行うため、命令系統に困惑するケースも見受けられます。
「派遣」と同じ意味合いで「出向」が使われる場合がありますが、出向は派遣先と直接雇用契約が結ばれるので、契約条件は大きく変わるでしょう。
派遣の雇用期間は最長3年
派遣として働く場合は 「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」により、雇用期間が最長3年と決まっています。
一般的に 3年ルールと呼ばれており、 派遣社員に対する待遇改善を促すために制定されました。
- 派遣として同一事業所統一部署で3年間働いた場合、正社員として雇用する努力を促す
- 派遣社員が無期雇用を希望した場合、 派遣元企業に対してスタッフの無期雇用への転換を促す
3年を超えて派遣として働きたい場合は「同じ系列の企業の別の課で働く」「無期雇用派遣に切り替える」などの選択肢があります。
派遣薬剤師の主な3つの派遣先
派遣薬剤師として働きたい場合は主に3つの派遣先があります。
派遣先によって仕事内容や積める経験が変わってくるため、それぞれの違いについて紹介していきます。
ドラッグストア
ドラックストアではOTC医薬品(カウンター越しで購入できるお薬)の販売を単独で行うケースは少なく、調剤併設のドラックストアにて服薬指導や処方箋調剤をしながらOTC医薬品の販売業務を行います。
OTC医薬品の取り扱いが多いドラックストアでは、利用者の健康相談に乗りながらニーズに合った医薬品を選択したり、既往歴や現在服用している医薬品を聞き取り併用できるかなどの服薬指導を行います。
ドラックストアで働く場合は、薬剤師業務だけでなく商品の補充やレジなどの業務を担う必要があるので、臨機応変に働く必要があるでしょう。
派遣薬剤師は正社員薬剤師とは異なり、在庫管理や売上管理を行う必要はありませんが、派遣先の薬剤師が自分1人だけであった場合や、上司が不在の場合は管理業務も行う必要が出てきます。
薬剤師業務に集中できないデメリットもありますが、ドラックストアは全国の店舗数も多く営業時間も長い傾向があるので、勤務地や勤務時間の希望の融通が効きやすいと言うメリットもあります。
調剤薬局
調剤薬局での主な業務は「調剤」と「投薬」の2種類で、派遣薬剤師が主に担当するのは投薬業務が一般的です。
薬剤師として働く場合、監査や投薬での医薬品の注意事項・指導内容に関してはどこの薬局でも大きな変わりはないため、 派遣薬剤師には「監査業務」「服薬指導」「薬歴入力」などを任せるケースが多いでしょう。
調剤業務を担当したいと考える派遣薬剤師もいますが、調剤業務を担当するには勤務する薬局ごとに異なる製品の配置や文法機の操作、細かな調剤のルールや提携している病院との取り決めなどを把握する必要があります。
即戦力を求められる派遣の場合、 短期間で上記のような細かなルールを覚えるには効率が悪いため、投薬のみを担当させる薬局が多くなります。
しかし、患者の自宅に訪問し服薬指導を行う在宅専門の薬局では、派遣薬剤師が調剤をするケースもあるため、調剤業務を担当したい場合は在宅専門の薬局を選んでみるのも良いでしょう。
調剤薬局の求人数は多いため、希望する条件の職場が見つかりやすいメリットがありますが、祝日や年末年始などの休みも多いので、稼働月によって収入にバラツキがでるデメリットもあります。
病院
病院への派遣は「労働派遣法の第四条」で規制されており、一般的には派遣として働くことができません。
しかし、将来的に直接雇用を行う「紹介予定派遣」や「産前産後休業」「介護休業」「育児休業」の場合は派遣薬剤師を雇うことが可能です。
派遣ではありますが、仕事内容は正社員薬剤師と同等で調剤業務や服薬指導も行います。
外来だけでなく入院施設がある病院では夜勤を求められるケースもありますが、基本的に派遣薬剤師が担当する必要はありません。
病院で勤務する場合は8時半から17時の勤務時間が一般的なため、夕方の時間を家族や自分の時間としてゆっくり過ごしたい方に向いていますが、求人価値が高く募集が出るとすぐに埋まってしまうため、求人を見つけた場合はすぐに応募しましょう。
派遣薬剤師の平均時給
医療や介護業界の平均時給は1,567円で、派遣薬剤師の平均時給はエリアによってやや違いが出ますが2,500円〜3,000円が平均です。
また、パート薬剤師の時給は2,200円〜2,300円のため派遣薬剤師の方が高時給で働くことができます。
派遣薬剤師は平均時給が高いため、効率よく稼ぎたい方はパートよりも派遣薬剤師がおすすめです。
【エリア別】派遣薬剤師の時給
ここからはエリア別の派遣薬剤師の時給と一般的な派遣社員の時給を紹介します。
派遣薬剤師の時給 | 一般的な派遣社員の時給 | |
---|---|---|
都心部 | 3,000円~3,500円 | 1,808円 |
地方都心部 | 2,800円~3,700円 | 1,519円 |
地方 | 3,000円~3,400円 | 1,250円 |
派遣薬剤師の平均時給は3,000円を超える場合が多く、一般的な派遣社員と比較すると約2倍です。
一般的な派遣社員は都心部の方が時給が高くなりますが、派遣薬剤師の場合は地方での薬剤師不足もあり、都心部より地方の方が時給が高くなるケースも見られます。
高時給で働きたい方は、地方で薬剤師として働くのが狙い目ですが、求人数は都心部の方が多いため、時給を優先するか職場環境を優先するか決めてから求人を探すと効率よく働きたい場所が見つかるでしょう。
派遣薬剤師の平均年収
派遣薬剤師の平均年収を時給3,000円と3,500円「労働時間8時間×労働日数20日」で計算してみます。
時給3,000円の場合は3,000円×8時間×20日×12ヶ月=576万円が年収です。
時給3,500円の場合は3,500円×8時間×20日×12ヶ月=672万円が年収です。
一般的な派遣社員の年収は平均で328万円、正社員薬剤師の平均年収は「令和4年賃金構造基本統計調査」によると583.4万円のため、派遣薬剤師は高年収なのが分かります。
また、正社員薬剤師の年収を年齢別で見ると「30歳〜34歳で564.1万円」「35歳〜39歳で608.1万円」と経験を積んだミドル層と同等の年収が期待できます。
年齢層 | 平均年収 |
---|---|
20歳~24歳 | 381.3万円 |
25歳~29歳 | 464.9万円 |
30歳~34歳 | 564.1万円 |
35歳~39歳 | 608.1万円 |
40歳~44歳 | 630.4万円 |
45歳~49歳 | 641.2万円 |
50歳~54歳 | 665.6万円 |
55歳~59歳 | 717.4万円 |
平均 | 583.4万円 |
派遣薬剤師の時給が高い理由
派遣薬剤師は一般的な派遣社員と比べると時給が倍近く高いですが、時給が高くなる理由としては以下の2つが考えられます。
- 派遣として同一事業所統一部署で3年間働いた場合、正社員として雇用する努力を促す
- 派遣社員が無期雇用を希望した場合、 派遣元企業に対してスタッフの無期雇用への転換を促す
派遣薬剤師を雇う理由の多くは「正社員の退職による長期的な欠勤」「風邪やインフルエンザ・コロナなどの感染症の流行期」「慢性的な人員不足」です。
薬剤師が不足するとスムーズに患者に薬を提供できなくなり、作業が滞ってしまうため高い人件費を払ってでも、人員不足を解消したい企業や店舗が多いのが現状です。
派遣薬剤師が高時給で働ける職場
高時給で派遣薬剤師として働く場合は、どの職場が適しているのでしょうか。
大手の派遣会社である「ファルマスタッフ」を参考に時給2,500円以上の求人から高収入求人の割合を比較した表と、マイナビ薬剤師が保有している求人の平均年収を参考に見ていきましょう。
ファルマスタッフの比較表
職場 | 求人数 | 高収入求人数 | 割合 |
---|---|---|---|
ドラックストア | 441件 | 215件 | 約49% |
調剤薬局 | 3,710件 | 2,087件 | 約56% |
病院 | 11件 | 4件 | 約36% |
マイナビ薬剤師
職場 | 平均年収 |
---|---|
ドラックストア | 446.5万~494.3万 |
調剤薬局 | 428.7万~596.3万 |
病院 | 401.4万~542.2万 |
表を参考にすると、高時給で派遣薬剤師として働けるのは求人数も多い調剤薬局です。
次いで高時給で働けるのがドラックストアです。
ドラックストアは調剤室を併設している店舗が増えているため、人員を増加するために各企業が薬剤師を取り合っています。
病院薬剤師は求人数も少なく年収も低いですが、幅広い知識や経験を積める職場です。
時給だけで選ぶなら、高時給でしっかり働ける調剤薬局をメインに求人を探すと良いでしょう。
派遣薬剤師の5つのメリット
正社員薬剤師として働くと、福利厚生が安定していたりボーナスがあったりとメリットが豊富ですが、派遣薬剤師として働くメリットは何があるのでしょうか。
ここからは派遣薬剤師として働く5つのメリットを紹介していきます。
残業が少ない
派遣薬剤師として働く最大のメリットは勤務時間や勤務日だけでなく、働く期間まで自分のライフスタイルに合わせて選択できる点です。
「自分の趣味の時間を充実させたいから週4の勤務が希望」「子供のお迎えがあるから夕方までに勤務を終えたい」など、様々な希望に合わせた勤務が可能です。
本業が休みの日だけ働くことも可能なため、隙間時間を活用して派遣を副業として扱うケースもあります。
派遣薬剤師は事前に契約書にて勤務時間を決めているため、残業が発生することはほとんどありません。
また、派遣薬剤師は平均時給が一般の派遣社員より高いため企業側もあまり残業を望んでいないケースがあり、雇用条件に残業が含まれていない場合が多いでしょう。
残業が発生してもタイムカードにてきちんと管理し派遣会社への報告があるので、タダ働きになる心配はありませんが、雇用条件に残業が明記されていないのに残業が指示された場合は、派遣会社に相談しましょう。
サポートスタッフに悩みを相談しやすい
一般的に正社員として働くと、職場に悩みや不満があっても職場内の人間にはなかなか相談しづらいのが現状です。
しかし、派遣薬剤師は派遣会社のスタッフにすぐ相談できるため、ストレスが少ない状態で仕事ができます。
派遣会社のスタッフは自分の代わりとして派遣先の職場に交渉をしてくれるため、自ら交渉する必要はありません。
そのため、働きやすい環境を整えてもらえます。
また、次回の派遣先を決める時には、派遣会社のスタッフに希望条件を細かく伝えておくと希望に沿った職場を紹介してくれるため、仕事が探しやすくなります。
様々な職場で経験を積める
派遣の場合は同じ職場で働けるのは最大3年と決まっているため、様々な職場で経験が積むことができます。
薬剤師として働く職場は「調剤薬局」「ドラックストア」「病院」があり、それぞれの職場で仕事内容が少し違ってきます。「薬剤の管理」「販売や在宅医療」「OTCの専門知識」「抗がん剤の取り扱い」といった専門の知識も身に付きます。
また、対応する患者の層にも違いがありコミュニケーションの取り方も変わってくるため、環境に応じてスキルを伸ばすことが可能です。
派遣として複数の職場を経験できるため、後に正社員として働く際に自分に適した職場を見つけられるのも、派遣薬剤師として働くメリットでしょう。
効率的に稼げる
派遣薬剤師は平均時給が2,500円~3,000円と一般の派遣の2倍の時給があるため、短時間でも効率よく稼げます。
即戦力となる派遣薬剤師を求めている企業が多いので、高時給の職場が多く、特に地方では薬剤師が不足しているため、より良い条件で効率よく働けます。
人間関係を気にせず仕事に集中できる
転職サイトdodaによると、転職する理由として「社内の雰囲気が悪い」が3位に、「人間関係が悪い」が7位にランクインしています。
実際に社内での居心地が悪かったり、人間関係が辛く退職を経験した方も多いのではないでしょうか。
派遣薬剤師は事前に契約期間が決まっており、最大でも同じ職場は3年までと決まっています。
働く期間が決まっているとある程度我慢でき、どうしても我慢できない場合は派遣会社に相談し職場を変更してもらうことも可能です。また、稀に職場の雰囲気が悪い場所に派遣される場合もありますが、基本的には事前に派遣会社が職場の調査をしているので大きな問題がある派遣先に出会うことは少ないでしょう。
派遣薬剤師の6つのデメリット
派遣薬剤師は時給が高くライフスタイルに合わせて職場を選択できる一方で、デメリットも存在しています。
ここからは6つのデメリットを紹介していきます。
派遣切りの可能性がある
時給の高い派遣薬剤師は、コストがかかるため人材不足さえ解消すれば、企業側は積極的に採用したいと考えないでしょう。
正社員やパートの薬剤師が確保できた場合、経費削減として候補に上がるのは派遣薬剤師です。
薬剤師は厚生労働省の「薬剤師国家試験合格率・合格者数推移(6年制国試以降」によると、2017年以降毎年1万人前後が合格しているため、薬剤師の人数は年々増加しています。
現在は薬剤師不足が問題になっていますが、今後薬剤師が飽和状態になった場合、派遣薬剤師が活躍できる場所が減少する可能性が考えられます。
派遣薬剤師は自分の希望条件に合った職場で働けるのがメリットですが、条件にこだわり過ぎると、次回の仕事先が決まらず収入が途絶えるケースもあるため、希望条件を妥協する必要もあるでしょう。
福利厚生が受けられない可能性がある
派遣の場合は雇用主が派遣会社のため、どんなに派遣先の福利厚生が良くても派遣先の福利厚生は受けられません。
正社員であれば「住宅手当」「通勤手当」「賞与」など魅力的な福利厚生があり、派遣薬剤師は時給が良いものの、正社員薬剤師の方がトータル的に考えれば待遇が良いなどのケースがあります。
派遣薬剤師として働く場合は、派遣会社の福利厚生を事前に確認しておきましょう。
管理職に就けない
3年ルールがある派遣薬剤師は、管理職に就くのが難しいでしょう。
将来管理職として後輩の育成や採用などに関わりたいと考えている方は、派遣薬剤師に向いていません。
派遣薬剤師としてキャリアを積みたい方は、個人スキルを磨く必要があるため「研修認定薬剤師」や「認定実務実習指導薬剤師」などの資格取得を検討してみましょう。
派遣薬剤師は調剤未経験でも派遣してもらえる?
調剤経験がある薬剤師は即戦力として貴重な人材のため、派遣先が決まりやすい傾向ですが、調剤未経験では派遣として働くのは厳しいでしょう。
しかし「未経験OK」の求人を出している職場であれば、派遣が可能です。
特に調剤薬局では未経験でも可能な求人が出ているケースが多いため、調剤未経験者は積極的に調剤薬局の求人を探してみましょう。
また、大手の調剤薬局では研修制度が充実しているので、未経験でも安心して働けます。
派遣薬剤師の成功例と失敗例
ここからは派遣薬剤師として働く方の成功例と失敗例を紹介していきます。
実際の声を聞いて、派遣薬剤師として働くイメージを掴みましょう。
成功例
成功例①家庭と仕事の両立に成功
今までは、育児と家庭に重点を置きながら、地元の調剤薬局でパートとして働いていましたが、子育てと仕事を両立して、今よりも給与が確保できる働き方を探していました。
そんな時、派遣薬剤師という働き方を知り、派遣薬剤師へと転職することを決意しました。
まずは、派遣会社の担当者と面談を行い、自分の状況を伝えると、数日後には自分の希望条件に合った職場を何パターンか提案してくださいました。
担当の方は、その職場の雰囲気や大体の仕事内容なども話してくれるため、働くイメージが湧きやすかったです。
その後、紹介された会社での職場見学(顔合わせ)があり、無事に働き始め、現在は子育て・仕事・家庭の両立に成功しています。
家庭と仕事の両立について、特に子供を持つ家庭では悩みの種になります。
派遣薬剤師は残業がなく就業時間がしっかり決まっており、自分の希望する条件で働き始められるので、正社員薬剤師よりもワークバランスが取りやすいでしょう。
成功例②高時給の職場に転職できた
今までは、大手ドラッグストアで働いていましたが、業務内容が過酷で給与も上がらない環境だったので、転職を決意しました。
派遣薬剤師は時給が高いことを知って、派遣薬剤師としての働き方に興味を持ち、派遣薬剤師として働いていた友人のアドバイスも聞き、派遣で働こうと決めました。
自分に合った高給与な職場を見つけるのは難しいですが、コーディネーターの方が何社か提案してくださり、それを軸に派遣先を選び、高給与な職場への転職成功に繋がったと思っています。
派遣薬剤師の平均時給は3,000円〜3,500円と高時給な設定が多いため、現在給与が上がらず悩んでいる方は、派遣として働く方法もあります。
即戦力が求められますが、高い時給で働けるメリットもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
成功例③年収アップで残業もほとんどない
当初の転職活動では正社員を考えていたのですが、コーディネーターの方に「高年収希望なら派遣という選択肢もありますよ」と教えてもらいました。
「店舗異動なし」「土日休み」「2ヶ月ごとの更新」など派遣の長所・短所を聞いて魅力的に感じ、今回は派遣に絞って職場を探すことにしました。
「高時給」を第一条件に求人を紹介してもらったところ、管理薬剤師の経験が評価されて時給3,500円での就業が決まり、年収は前職から約100万円アップしました。
また、残業がほとんどないので、夜は開業準備や勉強、趣味を満喫でき非常に満足しています。
派遣薬剤師は時給が高い分、雇う企業側もあまり残業はさせたくないと考えています。
また、雇用条件に残業が組み込まれていない場合が多いため、年収をアップさせながら自分の時間を大切にできるでしょう。
失敗例
失敗例①仕事内容に飽きる
派遣薬剤師は投薬業務がメインになることが多く、仕事内容に飽きてしまいました。
服薬業務が好きな人には向いていますが、他の仕事内容も経験したい人には向いていないかもしれません。
短期間で効率よく仕事をしてもらうため、派遣薬剤師として働く場合は細かなルールを覚える必要のない「投薬業務」や「服薬指導」を任せられるケースが多くなります。
「調剤業務」をメインで作業したい方や、経験・スキルを積んで管理職に就きたい方は派遣薬剤師として働くメリットを感じにくいでしょう。
失敗例②勤務時間の融通が利かなかった
私は子供がいるため、勤務時間・勤務期間の融通が利く案件を選んで転職先を選んでいました。
しかし実際に利用してみると、正社員と同じ20時退勤で残念に感じました。
融通が利く案件もありますが効かない案件もあります。
派遣先によっては勤務時間の融通が利かない場合があります。
派遣される前に雇用条件を提示されるため、契約前には内容をしっかり確認しましょう。
また、雇用内容と相違がある場合は派遣会社に相談しましょう。
失敗例③思っていたよりも負担が大きかった
残業もなく正社員よりも負担が軽くて楽なイメージがあったため、派遣薬剤師を選びました。
しかし実際の派遣先は、正社員と同等の作業量を求められ、負担が多くて大変でした。
派遣薬剤師の求人を募集している企業は、人員不足を解消し作業をスムーズに進めるため、即戦力が求められます。
常に人員不足の職場では、正社員同等の作業を任せられるケースもあるでしょう。
派遣される前に、職場環境や作業内容について把握しておく必要があります。
派遣薬剤師が向いている人
派遣薬剤師は高時給で働けるメリットがありますが、収入が不安定になるデメリットも存在しています。
では、どんな人が派遣薬剤師に向いているのでしょうか。
仕事以外に自分の時間・休日も大切にしたい人
毎日仕事に追われると、自分の時間が持てず窮屈な生活だと感じる方もいるでしょう。
派遣薬剤師は労働時間が雇用条件に明記されており、残業の発生も少ないため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
また、時給が高いため、短期でしっかりお金を稼ぎたい方にもおすすめです。
プライベートの時間を削って働かなくとも稼げるので、留学の資金を貯めながら勉強したい方や趣味にお金を掛けたい方は、派遣薬剤師として働く方法も検討してみましょう。
派遣薬剤師と正社員の違い
正社員の方が福利厚生や保険制度が整っているので、派遣薬剤師として働くべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ここからは派遣薬剤師と正社員の福利厚生・保険制度の違いを解説します。
福利厚生
派遣は福利厚生が整っていないイメージがありますが、実際は「産休・育休」や「有給休暇」など取得可能です。
特に「産休」は、女性が多く働く派遣会社の方が、制度が整っているケースが多いでしょう。
「育休」に関しては取得条件が各派遣会社によって異なりますが、取得できる基準としては「勤務実績」「育休後の契約更新の見込み」「1年以上の就労」などがあります。
「産休・育休」「有給休暇」は法律により労働者が取得できる権利のため、必要であれば遠慮せずに申請しましょう。
休暇制度に関しては派遣会社によって明記されていないケースもありますが、申請すれば取得できます。
薬剤師派遣会社の「産休・育休」「有給休暇」は以下を参考にしてください。
職場 | 産休・育休 | 平均年収 |
---|---|---|
ファルマスタッフ | 記載なし | 入社6ヶ月以降 |
ファル・メイト | 取得可能 | 記載なし |
薬キャリAGENT
|
取得可能 | 法律に則って支給 |
アプロ・ドットコム | 記載なし | 記載なし |
保険制度
保険は「健康保険」「雇用保険」「厚生年金」「労災保険」「薬剤師賠償保険」の5種類があり、整備されているかは各派遣会社によって異なりますが、特に薬剤師賠償保険の加入が可能なのか確認が必要です。
薬剤師賠償保険は「誤投与により患者の体調が悪化・副作用の出現」など業務中に事故が起き、損害賠償金や弁護士費用が発生した場合に適用される保険です。
薬剤師賠償保険を整備している派遣会社もありますが、中には個人で加入が必要な場合もあるので、自分が加入している保険は必ず確認しておきましょう。
大手薬剤師の派遣会社の保険制度は以下の通りです。
職場 | 健康保険 | 雇用保険 | 厚生年金 | 労災保険 | 賠償保険 |
---|---|---|---|---|---|
ファルマスタッフ | あり | あり | あり | あり | あり |
ファル・メイト | あり | あり | あり | あり | あり |
薬キャリAGENT
|
あり | あり | あり | あり | あり |
アプロ・ドットコム | なし | なし | なし | なし | あり |
派遣薬剤師で年収をアップさせる
おすすめの3つの方法
派遣薬剤師は時給が高い職種ですが、更に年収をアップできる方法が3つあります。
年収アップの方法を知っていると、効率よく生活を豊かにできます。
契約が終わるタイミングで時給アップの交渉をする
給与の交渉をする場合におすすめなのは、任期が終わるタイミングです。
派遣は任期の期間が決まっており、1度契約してしまった場合はその職場での給与アップは難しいでしょう。
しかし、次の職場を決める際に給与交渉をするのは比較的成功しやすく、年収アップ成功者の多くは契約が終わるタイミングで行っています。
派遣薬剤師の失敗しない
派遣会社の選び方
派遣薬剤師として働く場合、派遣会社選びが重要です。
派遣会社の選び方を間違えてしまうと「こんなはずではなかったのに」と派遣で働くことを後悔してしまうので、以下の項目を参考にしながら派遣会社を選んでください。
未経験OKの求人が豊富
派遣薬剤師の求人を出している企業の多くが人員不足で忙しい職場が多いため、スキルが身に付いた即戦力になる人材が求められています。
しかし、派遣薬剤師として働きたいと考えている方の中には、スキルに自信がない方もいるでしょう。
スキルに自信がない中で即戦力が求められる職場に派遣されると、スキル不足により働くことが苦しく感じてしまいます。
そのため、スキルに自信がない方は未経験OKの求人が多い派遣会社やスキルのサポートをしてくれる派遣会社を選ぶと、働きづらさを感じにくくなります。
未経験OKは「派遣として働くのがはじめて」「業務を細かく教えてくれる」「業務内容が比較的簡単」などの意味合いがあるため、派遣経験がなくても安心して応募可能です。
サポート内容が充実している
派遣初心者や薬剤師として経験が浅い方だけでなく、経験がある方でもサポート内容が充実していると、安心して仕事をスタートさせられます。
派遣会社の中には「入職時導入研修」「キャリア支援研修」などがあり、医薬品や疾患について学習ができます。
また、派遣サポートとして職場の調査や面接の同行をしてくれる派遣会社もあるため、不安を軽減しながら派遣薬剤師として働けるでしょう。
派遣薬剤師として働く流れ
派遣薬剤師として働く場合は、以下の流れを参考にしてください。
- 派遣会社へ登録する
- 求人の紹介を受ける
- 面接・職場見学
- 派遣先で業務開始
- 雇用契約
まずは3つ程度、派遣会社に登録しましょう。
事前に掲載されている求人内容の中から、自分の希望に沿った求人があるかを確認しましょう。
派遣会社の説明会への参加やネットから申し込みで、派遣会社への登録が可能です。
登録の際には勤務地や労働時間、給与などを入力する必要があるため、ある程度派遣先に求める条件を絞っておきましょう。
登録が完了すると、入力した希望条件を参考に担当者が派遣先を紹介してくれ、条件に合致した派遣先があれば応募し、契約前に職場見学を行います。
職場見学があると、派遣先の雰囲気を事前に把握できるので、安心して業務をスタートできます。
職場見学や面接を終え、働きたいと感じた場合は雇用契約に進みますが、契約先は派遣先ではなく派遣会社になります。
雇用契約書には給与や勤務時間、残業の有無などが記載されているので、きちんと契約内容を確認しておきましょう。
契約が完了すると派遣先の指示に従い業務を開始します。
派遣先で困ったことがある場合は、派遣会社の担当者に相談すると力になってくれるため、こまめにやり取りすることをおすすめします。
求人情報を見る際に注意する点
掲載されていても、応募できない求人と出会う可能性があります。
登録する人を集めるためにわざと質の良い求人を載せているわけではなく、タッチの差で応募が締め切られてしまうケースがあります。
条件の良い求人はすぐに応募が締め切られてしまうため「良いな」と思った求人は、すぐに担当に伝え確保してもらいましょう。
派遣薬剤師に関するよくある質問
派遣薬剤師に関するよくある質問をまとめました。
派遣先は大手企業と中小企業どちらが時給が高い?
大手企業の方が時給が高いイメージがありますが、実際は中小企業の方が時給が高く設定されているケースがあります。
企業規模別の年収は以下になります。
規模 | 年収 |
---|---|
1位 10人~99人 | 606万円 |
2位 100人~999人 | 497万円 |
3位 1,000人以上 | 479.9万円 |
平均年収 | 513.3万円 |
平均年収と比較すると、10人〜99人の企業が唯一平均を超えています。
また、地方は薬剤師不足のため都心よりも高時給で働ける可能性があります。
派遣薬剤師の需要はある?
また、薬剤師は病院や薬局だけでなく「臨床開発」や「コールセンター」などで働け、様々な場所で活躍できます。薬剤師は自分で市場価値を高められる職種のため、今後も派遣薬剤師の需要が高まることが予想されます。
派遣薬剤師は働きづらくない?
派遣薬剤師の口コミを確認すると「派遣だから働きづらい」ということはあまりありません。
「サボらない」「言われたことはすぐに行う」など基本的な行動を取っていれば、派遣薬剤師は高時給で勤務時間の融通が効きやすいので働きやすいでしょう。しかし、中には派遣だからと酷い対応をする上司や同僚もいるため、可能であれば事前に職場の雰囲気を派遣会社の担当者に確認しておきましょう。
また、あまりにも労働環境が悪い場合は派遣会社が自分の代わりに派遣先に伝えてくるので、遠慮せずに担当者に伝えることをおすすめします。
派遣先で正社員になれる?
派遣には「登録型派遣」「常用型派遣」「紹介予定派遣」の3種類がありますが、派遣として職場の雰囲気や仕事内容を経験してから正社員として働きたい場合は「紹介予定派遣」に登録しましょう。
登録型派遣(一般派遣) | 一定期間、派遣先で働いてもらう (最長3年) |
---|---|
常用型派遣(特定派遣) | 派遣会社の正社員として企業に派遣される (3年の期限なし) |
紹介予定派遣 | 契約期間終了後に本人と企業が合意すれば 正社員か契約社員に切り替えられる |
紹介予定派遣として最大6ヶ月勤務した後、双方の合意があれば契約社員や正社員に切り替えられるため、職場のメリットやデメリットを把握した上で就職先を決定できます。
まとめ
派遣薬剤師の平均時給は2,500円~3,000円で、一般の派遣の平均時給は1,567円のため、比較すると派遣薬剤師の方が高時給です。
勤務できる場所は主に「病院」「調剤薬局」「ドラックストア」があり、時給重視で働きたい方は求人数も多い調剤薬局を選びましょう。
派遣薬剤師は収入が不安定になる心配もありますが、残業や夜勤、当直もないため自分のライフスタイルを重視したい方におすすめの働き方です。
薬剤師におすすめの「派遣」の
転職サイト
薬キャリAGENT |
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保有求人数 | 常時60,000件以上 | |
総合評価 | 4.88/5.0 | |
ファルマスタッフ |
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求人数 | 約50,000件 | |
ファル・メイト |
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求人数 | 約17,000件 |
参考記事:薬剤師向け転職サイト2025年おすすめランキング【20社比較】口コミや選び方も紹介 はこちら
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