転職先が合わない…
1ヶ月で辞めるのはあり?なし?
30代・40代で悩んでいる方必見!

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転職先が合わない…1ヶ月で辞めるのはあり?なし?30代・40代で悩んでいる方必見!

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この記事の監修者

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。

【資格】

キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

転職先が合わない…1ヶ月で辞めるのはあり?なし?30代・40代で悩んでいる方必見!転職して1ヶ月が過ぎたものの、「どうしても職場が自分に合わない」と感じていませんか?
新しい環境や人間関係、企業文化の違いなど、転職後には様々なギャップを感じることがあります。思っていた仕事と違ったり、人間関係に悩んだりして、「すぐに辞めてもいいのだろうか?」と迷うこともあるでしょう。

この記事では、転職先が合わないと感じる主な理由や、1ヶ月で辞めるリスク、悩んだ際の対処法などについて詳しく解説します。
「今の職場を続けるべきか、それとも退職すべきか?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

転職先が合わないからと1ヶ月で
辞めてもいいの?実際に1ヶ月で
辞めている人はいる?

厚生労働省が発表した「勤務先における在籍期間のデータ」によると、6ヶ月未満で退職した人の割合は全体の7.8%にのぼります。年齢層別では、最も割合が高いのが15〜19歳で56.0%、次いで50〜54歳が14.7%、20〜24歳が14.6%となっています。

このデータは「6ヶ月未満の退職者」を対象としたものであり、1ヶ月未満で離職した人の割合はさらに低くなると考えられます。しかし、職場が合わないと感じた時点で早期退職に踏み切る人は一定数おり、特に若年層にその傾向が見られます。

引用:厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況

1ヶ月で辞めてもOKなケース

短期間での退職が正当化されるのは、一般的に「客観的に見てやむを得ない事情がある場合」です。なぜなら、早期離職をすると、その後の転職活動で採用担当者が納得できる理由を示せなければ、不利に働く恐れがあるためです。

また、精神的・肉体的な負担が大きい職場や、法的に問題を抱える企業で働き続けることは、健康を損なうリスクを伴います。そのため、以下のような状況に該当する場合は、1ヶ月で退職を選ぶのも致し方ないと言えるでしょう。

  • 入社前に提示された条件と実際の待遇が著しく異なる
  • 上司や同僚によるパワハラ・セクハラが常態化している
  • 労働基準法に抵触する点がある
  • サービス残業が日常的に発生している

1ヶ月で辞めてもNGなケース

転職して1ヶ月で辞めるのが適切でないケースも認識しておくことが大切です。

転職後1ヶ月で辞めることが好ましくないのは、主に「仕事や職場環境にまだ慣れていないこと」が理由です。転職は、働き方や業務内容、人間関係など、あらゆる面で環境が大きく変わる機会です。

新しい環境に慣れるには、一定の時間が必要です。そのため、適応期間の初期段階で以下のような理由から早期退職を決断すると、「適応能力が不足している」と見なされ、転職活動で不利になる恐れがあります。また、後で後悔することにもなりかねませんので、慎重に判断しましょう。

  • 職場の雰囲気に馴染めない
  • 仕事に対してやりがいを感じられない
  • 業務をなかなか覚えられない
  • 上司や同僚との相性が合わない
  • 仕事が自分には合わないと感じる

こうした漠然とした違和感は、時間の経過とともに解消されることがよくあります。転職して1ヶ月で辞める決断は、早すぎる可能性が高いでしょう。

転職後1ヶ月で辞める理由とは?
考えられる理由について

引用:厚生労働省「転職入職者の状況」

1ヶ月で辞める場合の理由については詳しいデータがないのですが、厚生労働省の「転職入職者の状況」の中で
転職入職者が前職を辞めた理由についてのデータを見ると、離職理由で最も多かったのは「個人的な理由」でした。次いで「労働条件が合わない」と感じる人が9.1%、そして「人間関係の問題」が8.3%でした。「労働条件の不一致」を感じる人が多いのは、男性では19歳以下と20〜34歳、女性では20〜49歳といった幅広い年齢層です。
一方、「人間関係の問題」を挙げる人が多いのは、男女ともに19歳以下ですが、男性は40〜54歳、女性は30〜39歳や50〜64歳といった中年層でも増加しています。

「労働条件の不一致」を理由とした男性は、キャリアの方向性を再考する時期にいることが多く、女性は家庭と仕事をどう両立させるかを考慮した結果、この理由を挙げていると考えられます。
また、「人間関係の問題」を挙げた男性は、昇進を経て管理職としての負担が増し、人間関係の悩みが影響している可能性が高いです。女性では、子育ての最中や、子育てが一段落して再び仕事に復帰するタイミングでこの理由が挙げられることが多いです。

転職先が合わないと感じた理由について解説

転職先の職場が自分に合わないと感じる理由について、厚生労働省の調査結果をもとに解説します。

仕事の中身や労働環境に納得できない

仕事に対する興味や熱意が持てないと、続けるのが難しくなります。やりがいを感じられない原因として、仕事内容が予想と異なる、得意分野を活かせないといった要因が挙げられます。
また、人手不足で業務量が増加している場合など、過酷な労働環境も影響します。このような状況ではストレスが蓄積し、転職したにもかかわらず「合わない」と感じることに繋がりやすいです。

自分の能力を十分に活かせない

自分の持っているスキルを活かせない状況も、職場が自分に合わないと感じる一因です。転職する際、多くの人はこれまで培った能力を活かしたいと考えます。しかし、実際には転職後、スキルに関係ない業務を任されることがよくあります。
特に転職して間もない頃は、雑務や簡単な作業を頼まれることが多く、「なぜ自分がこのような仕事をしなければならないのか」と不満に思うこともあります。

職場の人間関係にストレスを感じる

「転職先が自分に合わない」と感じる理由として、人間関係が大きな要因であることは少なくありません。職場には多種多様な人々が集まり、それぞれ異なる性別や年齢、価値観を持っているため、人間関係のトラブルが生じやすいのは自然なことです。
実際、厚生労働省の調査によると、40代の退職理由の中で最も多く挙げられるのが人間関係の問題です。
「職場の人間関係に不満があった」と答えた40代は23.6%で、これは退職理由の中で最も多い割合を占めています。多くの人が人間関係に悩み、転職を検討していることが分かります。

給料が期待を下回り、適切な評価が得られない

給与は、労働意欲を維持するための重要な要素です。業務の内容や量に見合った給与が支払われていない、または予想より低いと感じると、転職先が自分に合わないと感じることが増えます。さらに、成果を上げても適切な評価が得られない場合にも、同様の不満が生じることがあります。

過度な残業

転職を再検討する要因の1つに、過剰な残業があります。特に、求人票で示されていた残業時間を大幅に超える状況では、職場環境が劣悪である可能性が高く、注意が必要です。月に80時間以上の残業が常態化している企業は、心身に深刻な影響を及ぼしやすく、働く上で非常に危険です。
もちろん、業界によっては特定の繁忙期に残業が増えることもありますが、通年で過度な残業が続く場合は、企業の労働環境に問題があると考えられます。このような場合は、早期に転職を決断した方が、長期的な健康維持に繋がります。

合わないからと転職1ヶ月で辞めるリスク・デメリット

合わないからと転職1ヶ月で辞めるリスク・デメリット1ヶ月で転職先を辞めるのは、いわゆる短期離職に該当します。もちろん、この決断にはリスクが伴うことを理解しておく必要があります。以下では、転職先が自分に合わず、1ヶ月で辞める場合のリスクについて詳しく見ていきます。

次回の転職活動に不利な影響を受けるリスク

1ヶ月で転職先を辞めることは、次の転職活動においてマイナスの印象を与えることがあります。履歴書や職務経歴書に短期間で辞めた経歴があると、採用担当者は「またすぐに辞めてしまうのでは?」と疑問を抱く可能性があります。
この影響を避けるためには、その退職が「やむを得なかった」と納得できる客観的な理由があるかどうかが重要です。もしそのような理由がない場合、面接でその経緯をどのように説明するかが次の転職活動のカギになります。予め、短期離職が不利に働く可能性を認識しておくことが重要です。

さらに、短期間での退職歴は、履歴書に記載せざるを得なくなり、面接でその理由を必ず聞かれることになります。企業側も同じ理由で再度退職されないように慎重になるため、退職理由を適切に説明し、次の職場に対する強い意欲や新たな決意をしっかり伝えることが求められます。

失業保険(基本手当)を受け取れないリスク

転職先が合わず、1ヶ月で辞めると、失業保険が受け取れない場合があることを念頭に置いておくべきです。失業保険の受給には、以下の3つの条件を満たす必要があります。

  • 雇用保険に加入し、必要な保険料を支払っていること
  • 離職前の2年間に12ヶ月以上の雇用保険被保険者期間があること
  • 求職活動を行い、働く意志があること

転職して1ヶ月で辞める場合、特に「離職前2年間の被保険者期間が12ヶ月以上」という条件を満たすことが難しくなる可能性があります。仕事を止める決断をする前に、ご自身の状況が条件を満たしているかをしっかりと確認しておくことが重要です。

仕事をすぐに辞めてしまう癖がつくリスク

1ヶ月で転職先を辞めると、辞め癖がつく可能性があります。辞め癖がつくと、少しの不満や問題で仕事を辞めたくなり、続ける意欲が薄れてしまうことが増えます。こうした辞職が繰り返されると、職歴に傷がつき、次回の転職活動に悪影響を及ぼす可能性もあります。辞め癖を防ぐためにも、感情に流されず、もう少しだけ続けてみることを検討するのが良いかもしれません。1〜2ヶ月の辛抱が、将来的には大きな違いを生むことがあります。

必要なスキルを習得できないリスク

1ヶ月という短い期間では、新しい職場で必要なスキルを十分に身につけるのは難しいのが現実です。多くの企業では、入社からの最初の1〜3ヶ月を研修や慣れの期間として設けており、1ヶ月での退職は実務経験を積むことができません。その結果、職務経歴書に記載できる成果が少なく、キャリアの空白として扱われてしまうリスクがあります。この問題を避けるためには、退職後に自分のスキルアップに充てる時間として活用し、オンライン講座や資格の取得を通じて自己成長を図りましょう。

転職先が合わず1ヶ月で辞めたく
なったときの5つの対処法

転職先が合わず1ヶ月で辞めたくなったときの5つの対処法転職先が自分に合わないと感じ、1ヶ月で退職を考えたときに後悔しないための対処法を5つご紹介します。

違和感の正体を探り、明確な判断基準を持つ

転職先が自分に合わないと感じたとき、すぐに退職を決断するのではなく、「何が原因なのか」を具体的に分析することが大切です。

漠然と「合わない」と感じて辞めてしまうと、実は時間が経てば解決する問題だったのか、あるいは次の転職先でも同じ悩みを抱えるのかが分からないままになってしまいます。その結果、転職を繰り返すリスクも生じます。

重要なのは、「自分にとって何が合わないのか」を明確にすることです。そのためには、自己分析を行い、職場環境や業務内容、人間関係などのどこに違和感を覚えるのかを整理しましょう。自分にとって譲れない価値観や条件を明確にすることで、継続するか退職するか、納得のいく判断ができるようになります。

もう1ヶ月だけ続けてみる

転職先が自分に合わないと感じたとき、すぐに辞める決断をするのではなく、もう1ヶ月だけ続けてみるのも1つの選択肢です。

転職して間もない時期は、業務に慣れておらず、周囲との関係も築けていないことが原因で「合わない」と感じることがあります。しかし、もう1ヶ月働くことで職場の雰囲気に馴染み、仕事の進め方が分かってくると、意外とやりがいを感じられるようになるケースもあります。

また、業務に慣れれば仕事のスピードが上がり、上司や同僚からより重要な仕事を任されることもあります。そうなれば、達成感を得やすくなり、人間関係もスムーズになるでしょう。

「この職場は本当に自分に合わないのか?」と迷っている場合は、もう少しだけ続けてみることで、新たな視点が得られるかもしれません。

働く期限をあらかじめ設定しておく

新しい職場に馴染むには、ある程度の時間が必要です。たった1ヶ月で「合わない」と判断するのは早すぎるかもしれません。そこで、「半年」「1年」など、自分の中で働く期間をあらかじめ決め、その間は続けてみるのも1つの方法です。

時間が経つにつれて、業務の流れが分かり、周囲との関係も築けるようになります。最初に感じた違和感が自然と薄れ、「この職場でもやっていけるかもしれない」と思えるようになる可能性もあります。

もし、設定した期間が過ぎても「やはり合わない」と感じるなら、その時に改めて転職を考えましょう。計画的に判断することで、感情に流されず、自分にとって最適な選択ができるはずです。

周囲の意見を聞いて視野を広げる

仕事の進め方や業務に関する不安がある場合は、上司に相談するのが有効です。「業務がなかなか覚えられない」「特定の作業が苦手」といった悩みも、具体的なアドバイスをもらうことで解決の糸口が見つかるかもしれません。

一方で、人間関係や職場の雰囲気に悩んでいる場合は、家族や友人に話してみるのもおすすめです。あなたの性格や価値観をよく理解しているからこそ、的確なアドバイスがもらえる可能性があります。

相談することで状況がすぐに変わるとは限りませんが、気持ちが整理され、冷静に判断しやすくなるでしょう。

プロの意見を取り入れる

第三者の客観的な意見を得る手段として、専門家に相談するのも有効な方法です。

専門家には、公的機関の相談窓口や転職エージェントなどがあり、状況に応じたサポートを受けることができます。これらの専門家は、仕事や退職に関する豊富な知識を持ち、悩みや不安に対して具体的なアドバイスを提供してくれます。
また、すべて無料で利用できるため、退職を決断する前に一度相談してみるのがおすすめです。

まとめ

本ページでは、転職先が合わず、1ヶ月で退職を考える場合について解説してきました。

転職後に「思っていた職場と違う」「この環境では続けられない」「私には合わない」と感じることは決して珍しくありません。しかし、せっかく努力して手に入れた転職先を短期間で辞めるのは、大きな決断となります。そのため、一時的な感情ではなく、本当に退職が最善の選択なのかを慎重に見極めることが大切です。

特に、40代以降の転職は20代・30代と比べて選択肢が限られる傾向があり、「思い描いていた仕事ができない」と感じるケースもあります。また、1ヶ月で退職すると、経歴への影響や「辞め癖」がつくリスクがあり、今後のキャリアにも影響を与えかねません。

転職を繰り返すことで自信を失ったり、次の転職が難しくなったりする可能性もあるため、「本当に辞めるべきか」を慎重に判断しましょう。まずは一定期間様子を見たり、環境に適応する努力をしてみたりすることが重要です。それでも悩みが解消しない場合、転職の専門家である転職エージェントに相談することをおすすめします。

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大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
代表取締役 清水 太一
設立 2016年11月1日
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