仕事のやる気が出ない、
何もしたくないのは病気?
8つの対処法について解説!

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仕事のやる気が出ない、何もしたくないのは病気?8つの対処法について解説!

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この記事の監修者

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。

【資格】

キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

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やる気が出ない…
何もしたくない…

やる気が出ない…何もしたくない…どなたでも、日々やらなければならないこと、例えば家事や仕事、学校での勉強などに対してやる気が出ないことはあるでしょう。少し休憩してやる気が出てきるのであれば特に問題ありませんが、この状態が数日にわたって続いている、あるいは全く手を付けられず日常生活に支障が出ている場合は、何らかの精神・身体的疾患が疑われ、専門科への受診が推奨されます。考えられる原因疾患には、うつ病や双極性障害(躁うつ病)、睡眠障害、適応障害、注意欠陥多動症(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)などが挙げられます。仮に疾患ではなかった場合も、この状態を放っておくと発症する可能性が高まります。また、周囲からは「単に怠けているだけ」と誤解されることもあり、外に出ることさえも難しくなることもあります。
以下では、やる気が出ない原因、その対処法について詳しく解説します。

仕事のやる気が出ない・めんどくさいと思う理由・原因は?

仕事のやる気が出ない・めんどくさいと思う理由・原因は?

同じ作業ばかりで成長実感を得られない

日々仕事をこなしていると、同じ内容の作業に飽きを感じることもあると思います。また、「この業務に取り組んでいけば成長できるのだろうか?」とキャリアに対して不安に思うこともあるでしょう。
こうした仕事に対する飽きや不安から、仕事への集中力が散漫になり、めんどくさいと思うようになります。

朝の通勤ラッシュがしんどい

朝電車で職場に向かう方もいますが、特に都心などの通勤ラッシュは心身ともに大きなストレスとなります。また、平日は毎日その状況に遭遇するため、仕事を開始する前から疲れた状態になるでしょう。
このように、朝の通勤ラッシュから職場に行くのがめんどくさいと感じるようになります。

職場・社外の人間関係にストレスを感じている

職場・社外での人間関係から仕事がめんどくさいと感じることもあります。例えば、上司からの強い言動での𠮟責、顧客からのクレームなど、ストレスを感じる場面は多々あります。
また、なかには何の裏付けもない噂話や陰口を好む方もいます。ご自身は仕事に集中したいと思っていても、こうしたネガティブな言動を繰り返す社員との関係がストレスとなり、仕事自体がめんどくさく感じてしまうこともあります。その他、仕事への意欲がない社員がいると、自分だけが真面目に働いていることが馬鹿らしく感じ、仕事への熱意が失われることもあります。

仕事に直接関係しないルールがわずらわしい

会社によっては、ルールが細かく設定されていることもあります。仕事を進める上で絶対に守るべきルールもありますが、仕事とは直接関係ないもの、例えば「旅行に行く場合は必ずお土産を買ってくる」など、細かいルールがいくつも設定されていると、わずらわしく思うこともあるでしょう。

キャパシティを超えた業務量が続いている

キャパシティを超える業務量が続いた場合、心身ともに疲れていきます。毎日懸命に働いていても仕事が減らない状態だと、めんどくさいと感じるようになります。

疲労が蓄積している

疲労は、身体に休むように指示を出す「サイン」のようなものです。このサインを無視して身体を酷使し続けた場合、脳や心臓の深刻な疾患、うつ病などの精神疾患を招く恐れがあるので、疲れを感じている場合は休息を取りましょう。

心身を回復させるには睡眠がとても大切です。眠り始めはノンレム睡眠から入りますが、この間に成長ホルモンの分泌が多くなります。成長ホルモンは、労働などにより疲弊・破損した組織の修復、新陳代謝を促す働きがあります。

運動不足になっている

運動不足により筋肉量が低下すると、疲れを感じやすくなります。また、筋肉はグリコーゲンという筋肉を動かすためのエネルギー源を蓄えています。このグリコーゲンが不足すると、筋肉疲労が生じやすくなります。
運動は激しいものは必要なく、ストレッチなどの軽いもので疲労を回復できます。ストレッチにより筋肉をゆっくり伸ばすことで血流が促され、栄養や酸素が筋肉全体に届き、疲労の回復が早まります。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、やる気を引き起こす効果があり、運動によって分泌が促されます。男性ホルモンですが、女性の体内にも存在しており、特に閉経後の女性にとってテストステロンの分泌は健康寿命を左右する重要なものです。
このように、やる気の低下の原因の1つに運動不足が挙げられます。

栄養バランスが偏っている、食べ方に問題がある

やる気を高めるには身体の健康維持も大切ですが、脳をしっかり機能させることも重要です。脳は、摂取した食べ物の栄養素をエネルギー源として活動しています。そのため、やる気が出ない時には普段の食事を見直してみましょう。やる気が出ない方は、栄養バランスが偏っていたり、食べ方に問題があったりすることもあります。

やる気が出ないときに考えられる病気

やる気が出ないときに考えられる病気仕事や家事、学校での勉強など、やらなければならないことが目の前にあるのに、やる気が出ないといった経験はどなたにもあります。多くのケースではこの状態は一時的なもので、少し休憩するとやる気が出て対応します。しかし、やる気が出ない状態が何日にもわたって続いている場合、うつ病など何らかの疾患が潜んでいる可能性があります。
以下は、やる気が出ない状態が続く場合に考えられる主な原因疾患です。

①うつ病

気分障害の一種で、ストレスが原因となることが多いです。主な症状には、やる気の低下、気分の落ち込み、倦怠感、疲労感、不眠などが挙げられます。悪化した場合は、仕事や勉強、家事に支障が出るだけでなく、身だしなみに気を配らなくなったり、お風呂に入らなくなったりします。

②適応障害

適応障害とは、ストレスが原因となる精神障害です。環境変化や人間関係など、原因がはっきりしていることが特徴です。やる気の低下、気分の落ち込み、不眠などの症状を示します。また、過食や無駄遣い、遅刻、無断欠勤など行動面の症状も確認されます。

③自律神経失調症

自律神経失調症は、自律神経が乱れることで全身に様々な症状を起こす疾患です。自律神経が乱れる原因には、ストレスやホルモンバランスの変化、生活の乱れ、睡眠不足などが挙げられます。倦怠感や疲労感、めまい、耳鳴り、抑うつ気分、意欲や関心の低下などの症状を示します。

④双極性障害

双極性障害は精神疾患の一種です。気分の波が激しいことが特徴で、躁状態(テンションが異常に高い状態)とうつ状態を繰り返します。
躁状態では、気分が高揚して活発になり、判断力が乏しくなることがあります。
この大きな気分の波により生活に支障が出るようになりますが、うつ病と誤認されることがあるため、正確な診断と治療が求められます。

⑤統合失調症

統合失調症は、現実との繋がりが喪失し、妄想や幻想、幻聴など様々な症状が現れる疾患です。
気持ちや考えがまとまらなくなり、社会生活を今まで通り送るのが困難になります。
また、集中力や記憶力が低下し、日常生活にも支障を及ぼすようになります。

⑥不安障害

不安障害は、心配な気持ちや不安感が異常に強まった状態が持続する精神疾患です。
強い不安感や恐怖から、日常生活に影響が出るようになります。
特徴として、特定の事象に対して過度な恐怖感を持ちます。

⑦パニック障害

パニック障害は、突然、動悸や呼吸困難、強い恐怖感を伴う発作が起こる疾患です。また、過剰な発汗、息切れ、震えなどの症状を示すこともあります。
多くの場合、発作は一時的なものですが、繰り返し起こることで、発作への恐怖心から生活に影響が出ることもあります。

⑧認知症

認知症とは、脳疾患により、脳の神経細胞の機能が減退し、認知機能が低下した状態です。
物忘れが多くなり、他人から指摘されても信じられないようになります。また、やる気の低下、感情のコントロールが困難になる 、気分の落ち込み、徘徊なども確認されます。

⑨更年期障害

閉経をきっかけに、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することで、自律神経が失調して起こる疾患です。主な症状には、意欲の低下、イライラ、倦怠感、過剰な発汗、不眠などが挙げられます。女性に起こるイメージですが、実は男性にも起こる可能性があります。

⑩慢性疲労症候群

休息を取っても疲れが取れない状態が6ヶ月以上持続する疾患です。強い疲労感のほか、注意力や集中力の低下、肩こり、頭痛、微熱などの症状も起こります。
現在のところ、原因は明確になっていません。

無気力症候群や燃え尽き症候群の可能性も!?

疾患ではないですが、燃え尽き症候群や無気力症候群など、疲労の蓄積や目標の喪失などが原因となる症候群の可能性も考えられます。例えば、「頑張って希望していた会社に就職したが、就職後にやる気が出なくなった」「受験勉強を懸命に頑張り、受験後に無気力になった」などの事例があります。こうしたケースでは、休息期間を意識して取る、生活習慣を見直してストレスを解消する、新しい目標を立てることなどで、症状の解消が期待できます。

やる気が出ない場合の対処法

日常生活でやる気が出ないこともあるでしょう。ですが、仕事においてはやる気が出るまで休んでいいことにはならないため、どうにかしてやる気を取り戻す必要があります。以下では、やる気が出ない場合の対処法について解説します。

やる気が出ない原因を特定する

やる気が出ない場合、その原因を考えましょう。
例えば、仕事が単調になっていないか、多すぎる業務量に忙殺されて整理できていないか、疲れが溜まっていないかなど、原因を特定することで対策を講じやすくなります。

対策としては、仕事が単調になっている場合は新たなやり方を試みる、業務量が多い場合はやることを紙に書き出して優先順位を付ける、疲れが溜まっている場合は休息を取るなどの対策が考えられます。

作業を細分化して、優先順位を付けてから取り掛かる

やらなければならないことが明確になっていてもやる気が出ない場合、小分けにして優先順位を付けてから始めてみましょう。細かくステップを分けて1つずつ処理していくと、小さな達成感を得られ、やる気を保ちやすいです。大きな仕事と小さな仕事が混ざっておりステップを分けづらい場合、まずは取り組みやすい仕事や小さな仕事から処理していくのがおすすめです。

仕事スペースを整理整頓する

職場や作業スペースが散らかっているとやる気が出ないこともあります。その場合は、綺麗に片づけましょう。また、照明を変えたり、机と椅子の高さを調整したりすることも有効です。他にも、好きな音楽を流すのもおすすめです。

姿勢を正したり、こまめに休憩を取ったりすることも大切です。特にデスクワークの方は同じ姿勢で作業を続けることが多いので、こまめに立ち上がってストレッチなどを行いましょう。もし、可能であればスタンディングデスクを使ってみるのも良いでしょう。

モヤモヤした気持ちがあれば周囲の人に話す

モヤモヤした気持ちを人に話すことで気分が軽くなったという経験は、多くの方にあると思います。友人と何気なく電話したり、仕事の不満を上司に相談したりすることで、悩んでいた気持ちが晴れてやる気が出てくこともあります。
モヤモヤした気持ちがある場合、周囲の方に話してみるのもおすすめです。相談しにくい内容であれば、カウンセリングを利用するのも手段です。

自分へのご褒美を準備する

やる気が出ない場合、自分へのご褒美を準備するのもおすすめです。例えば、「今やっている作業が終わればお菓子を食べる」「今やっているプロジェクトが済んだら旅行に行く」など、ご褒美を準備しておけば、やる気にも繋がりやすくなるでしょう。

新しいことに挑戦してみる

作業がワンパターン化してやる気が出ない場合、新たな方法で取り組んでみたり、別のことに挑戦してみたりするのも良いでしょう。日々の業務に慣れて飽きがきている場合、制限時間を設けて早くやる方法を模索する、家事に飽きている場合は新たな方法で掃除してみることなどで、やる気を引き出しやすくなります。

やるべきこと自体に工夫を加えにくい場合、空いた時間にこれまでやったことがなかったことに挑戦してみるのもおすすめです。気になっていたけど行ったことがなかった店に行ったり、習い事を始めたりすることで、めんどくさかったことも捉え方が変わり、やる気が出るようになることもあります。

疲れを翌日に持ち越さないために睡眠時間の確保と睡眠の質を高める

疲れた状態を翌日に持ち越さないために良質な睡眠を意識しましょう。睡眠の質を高めるには、室温や照明を調整することがポイントです。また、布団に入る前に入浴するなど、リラックスした状態になると質の良い睡眠を取れます。
夕方以降は、緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料は控えましょう。アルコールも飲むと眠くなりますが、睡眠の質の低下や中途覚醒の原因となるので、疲れが溜まっている方は特に控えることをおすすめします。

一旦何もしないで休憩する

やるべきことが多く疲れが溜まっている場合、やる気が喪失しやすいです。こういった場合、何もしないで休憩するのも1つ手段です。仕事でやる気が出ない場合は有休を取る、家事・育児が辛い場合は家事代行やベビーシッターに1~2時間依頼するなど、1人で何も考えない時間を設けるのもおすすめです。リラックスでき、やる気を取り戻せるかもしれません。

心や体に限界を感じる場合は、医療機関に相談する

生活リズムを整え、十分な睡眠や栄養を確保することで、改善につながることもありますが、それでも心や体に限界を感じ、日常生活にも影響が出るようであれば、心療内科などのメンタルヘルスの専門家に相談することも検討してみてください。

今の仕事でやる気がでない場合は転職も検討してみましょう

今の仕事でやる気がでない場合は転職も検討してみましょう今の仕事にやる気がどうしても出ない場合、転職を検討するのもおすすめです。
やる気を取り戻すために色々試行錯誤していても、休日出勤や評価制度への不満などは自分だけでは変えられないでしょう。
このように自分が望む環境でない職場にずっといるよりも、転職して環境そのものを変えた方が精神的にも安定します。
また、他の職場を探してみることで、「いざとなれば他で働けば良い」と心の余裕にも繋がります。
転職という新たな目標ができると、やる気も出てくるでしょう。仕事へのやる気が出ないのに我慢して働いている方は、転職も視野に入れてアクションを考えてみてください。

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メディア名 ミチビーク
運営会社 株式会社Method innovation
会社ホームページ https://www.method-innovation.co.jp/
所在地
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
代表取締役 清水 太一
設立 2016年11月1日
事業内容 集患支援事業
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