MR(医薬情報担当者)になるには資格が必要?仕事内容や年収も徹底解説!

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MR(医薬情報担当者)になるには資格が必要?仕事内容や年収も徹底解説!

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この記事の監修者

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。

【資格】

キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

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MR(医薬情報担当者)になるには資格が必要?仕事内容や年収も徹底解説!MR(医薬情報担当者)は、医師や薬剤師に対して医薬品の正しい情報を伝える専門職です。主な役割は、自社の医薬品に関する情報を医師や薬剤師に正確かつ誠実に提供すること。治療現場に貢献しながら、患者の安全とQOL(生活の質)を守ることにも間接的に関わる、責任あるポジションです。
医療の現場を支える大切な仕事ですが、「なるにはどんな資格が必要?」「年収はどれくらい?」「未経験でも目指せるの?」「文系でもなれるの?」「MRって営業職なの?」など、気になる疑問も多いですよね。
この記事では、MRの仕事内容から年収、必要な資格やスキル、未経験からのキャリアステップまで、わかりやすく解説します。MRを目指している方はもちろん、転職を考えている方にも役立つ内容です。
医療業界に興味がある方や、高収入・安定志向の方には特におすすめの職種です。ぜひ最後までご覧ください!

MRとはどんな仕事?
仕事内容をわかりやすく解説

MRとはどんな仕事?仕事内容をわかりやすく解説MRは「Medical Representative(メディカル・リプレゼンタティブ)」の略で、製薬会社の営業職を指します。主に病院やクリニックを訪問し、自社の医薬品についての情報を医師や薬剤師に提供する仕事です。
ただし、単なる営業職とは異なり、MRには高い専門性と倫理性が求められます。なぜなら、提供する情報が治療方針や患者の安全に直接関わる可能性があるからです。
また、医師や薬剤師にとってMRは、製薬会社の代表として信頼できる相談相手でもあります。単なる商品説明ではなく、正確で科学的根拠に基づいた情報を提供することで、医療現場のニーズに応える役割を果たしています。

病院やクリニックに薬の情報を説明する仕事

MRは、担当エリアの医療機関を定期的に訪問し、自社の薬の情報を説明します。新しく発売された薬の効果や使用法、注意点など、医師が安全に薬を使えるように情報を届けるのが仕事です。
限られた面会時間の中で効率よく説明するために、事前準備が欠かせません。話し方や資料の見せ方にも工夫が求められます。

医師や薬剤師へ新薬の特徴を伝える

新しい薬が発売されると、その特徴を医師や薬剤師に伝えるのがMRの重要な役割です。どんな症状に効果があるのか、他の薬と何が違うのか、使い方や副作用についても丁寧に説明します。
こうした情報をもとに、医師は患者にとって最適な薬を選びます。MRの説明次第で、薬の使われ方が変わることもあるため、責任ある仕事です。

薬の使い方や副作用などの質問に答える

医師や薬剤師から、薬の副作用や併用できる他の薬について質問されることもあります。MRはそうした問いに的確に答えるため、薬の成分や作用機序など、専門的な知識を持っている必要があります。
また、疑問点に即座に答えられない場合でも、調べて確実な情報を伝える姿勢が信頼を得るポイントになります。

医療従事者向けの研修・講演会の運営

MRの仕事には、医療従事者向けの講演会や院内勉強会などを企画・運営する業務も含まれます。新薬が発売されたときや、治療ガイドラインに変更があったときなど、最新の情報を共有するためにこうした場が活用されます。
講師として著名な医師を招いたり、自社の学術担当と連携して資料を作成したりと、内容や規模に応じてさまざまな準備が求められます。参加するのは医師だけでなく、看護師や薬剤師、時には事務職の方々まで多岐にわたるため、対象に応じた伝え方やテーマ設定も重要になります。
また、近年では対面だけでなく、ZoomやTeamsなどを使ったWeb講演会も一般的になっています。そのため、運営スキルに加え、配信環境やオンラインでの進行にも対応できる柔軟性が求められます。
このような研修会は、医療機関との信頼関係を深める場としても非常に重要であり、MRの働きが企業全体のイメージやブランド力にも影響を与えることがあります。

製薬会社と医療現場の橋渡し役としての立場

MRは、製薬会社の「顔」として医療現場に立つ存在です。同時に、医療現場で実際に使われている薬に対するフィードバックを製薬会社に届ける“情報の橋渡し”という役割も担っています。
医師から聞いた薬の効果や副作用、処方時の工夫、患者からの声といった貴重な情報は、開発部門や品質管理部門にとって非常に重要です。これらの現場の声を本社に伝えることで、新薬開発や既存製品の改良につながるケースもあります。
つまりMRは、単なる情報伝達者ではなく、現場と企業の双方向をつなぐキーパーソンなのです。医療現場の“今”を正確に読み取り、必要な情報を必要な部署へ伝える――その積み重ねが、より良い医療環境の構築に貢献しているのです。

MRになるにはどんな資格が必要?学歴や経験もチェック

MRになるにはどんな資格が必要?学歴や経験もチェックMRになるために必須の国家資格はありませんが、多くの製薬会社では「大卒以上」の学歴を採用条件としています。文系・理系どちらでも目指すことができ、営業経験があるとさらに有利になります。
また医薬品の専門知識だけでなく、信頼性の高い情報提供を行うためのスキルと倫理観が求められます。医療現場に出向いて医師と対話を行うため、一定の学力と社会的な基礎能力も必要です。
こちらではMRになるために必要な資格や学歴、そして文系・理系問わず活躍できる背景、事前に準備しておくと良いポイントを解説していきます。

資格は必須ではないが大卒以上が多い

MRになるために必要な国家資格はありません。しかし、多くの製薬会社では新卒・中途問わず「大学卒業以上」の学歴を応募条件にしています。薬の専門知識を理解するためにも、ある程度の学習能力が求められるからです。また、入社後には「MR認定資格」の取得が求められることが一般的です。

文系・理系どちらでもOK

MRは医薬品の情報提供を行う仕事ですが、文系・理系どちらの出身でも問題ありません。理系出身者は薬の仕組みに早く馴染みやすい一方、文系出身者は人とのコミュニケーション力に強みを持っている人が多く、営業現場での対応力が評価されます。
実際に、文系から活躍しているMRもたくさんいます。

営業経験があると有利

中途採用の場合、営業経験があるとかなり有利になります。特に法人営業やルート営業の経験は、医療機関との関係構築に活かせるため、高く評価されます。
数字への意識や提案型の営業スタイルを持っている方は、即戦力として期待されやすいでしょう。

MR認定資格は入社後に取得することが多い

MR認定資格を取得するには、「MR認定センター」が実施するMR認定試験に合格することが必要です。ただし、この資格は多くの場合、入社後に取得する仕組みになっています。
企業が研修や模擬試験を通して受験を支援してくれるため、入社時点で持っていなくても問題ありません。合格率は高めなので、しっかり勉強すれば未経験でも合格できます。

MRに必要なスキルとは?
勉強方法も解説

MRに必要なスキルとは?勉強方法も解説MRに求められるのは、医薬品に関する知識だけではありません。資格・知識・コミュニケーション力の3つの柱がバランス良く備わっていることが理想です。

コミュニケーション力が大切

MRは医師や薬剤師と信頼関係を築きながら働く仕事です。単なる「営業力」よりも、相手の話をしっかり聞いて、的確に伝える力が求められます。
言葉遣い、表情、タイミングなど、細かい気配りが重要です。人と話すのが好きな人には、向いている職業です。

医薬品の基礎知識を学ぶ必要がある

入社後の研修では、薬の種類、体内での作用、副作用などの基礎知識をしっかり学びます。理系の人でなくても、基本から丁寧に教えてもらえるため心配はいりません。
事前に勉強しておきたい方は、薬学の入門書や、MR向け通信講座などを利用するのもおすすめです。

学習姿勢と就職前に準備しておきたいポイント

MRとして活躍するには、専門知識と同時に、継続的に学び続ける姿勢が求められます。特に医薬品業界では、新薬の開発や治療法の進化が非常に速く、数か月で状況が大きく変わることもあります。
そのため、学生や転職希望者の段階から、基礎的な医療用語に慣れておくとスムーズです。薬理学の入門書や疾患別の医薬品ガイドなどを読み、「なぜこの薬が効くのか」「どういう患者に使うのか」といった臨床視点を持つことが、研修後の実務でも役立ちます。
また、PCスキル(Excel、PowerPointなど)やビジネスマナーも、MRとして活動する上で基本となる力です。これらは医療とは直接関係がないように見えて、資料作成やプレゼン、報告業務で必ず活かされるスキルとなります。
「人と接するのが好き」「成長を実感できる仕事がしたい」という気持ちを持ち、社会人としての基礎力を整えておくことが、MRへの第一歩となるでしょう。

MRになるには未経験でも大丈夫?

MRになるには未経験でも大丈夫?MRは未経験からでも目指せる職種です。多くの企業が研修制度を整備しており、入社後に必要な知識をしっかり学べます。未経験から始めて、数年後にはリーダー職に昇進するケースも珍しくありません。

未経験でも研修制度がある会社が多いから安心

大手製薬会社やコントラクトMR会社では、新人MR向けの研修制度を設けています。医薬品の基礎知識だけでなく、ビジネスマナーや訪問の仕方、プレゼンの仕方まで丁寧に指導されます。研修後には現場でのOJT(先輩社員との同行)も行われるので、安心して現場デビューできます。

コントラクトMR(派遣MR)として働く道もある

コントラクトMRとは、製薬会社から委託された案件で働く派遣型MRのことです。研修がしっかりしている会社が多く、未経験者でも採用されやすいのが特徴です。
まずはここで経験を積み、後に製薬会社の正社員を目指すルートも一般的になっています。

異業種からの転職も可能

飲食業、販売職、事務職など、さまざまな業界からMRに転職して成功している人が多くいます。業界知識がなくても、面接での熱意やコミュニケーション力が評価されれば採用の可能性は十分にあります。
「人の役に立ちたい」「医療に関わる仕事がしたい」といった動機がしっかりしていれば、未経験からでも十分に目指せる職種です。

MRの年収はどれくらい?
年代別・企業別の平均年収を紹介

MRの年収はどれくらい?年代別・企業別の平均年収を紹介MRは営業職の中でも高年収なことで知られています。経験や実力によって収入が増えていく傾向があり、成果を出せば若いうちから高収入を目指せる職種です。

年代別の年収目安

MR(医薬情報担当者)の年収は、年代や企業の規模、外資系か内資系か、営業成績などによって大きく異なりますが、一般的な年収を年代別にまとめてみました。

年代 平均年収 特徴
20代 約400〜600万円 新人〜中堅レベル。
成果によってインセンティブあり。
30代 約600〜800万円 チームリーダーやエリア担当。
成果を上げれば1000万円超も可。
40代 約800〜1000万円 管理職(課長・部長クラス)。
安定収入+成果報酬。
50代 約700〜900万円 管理職が中心だが、役職定年・早期退職の影響もあり年収はやや減少傾向。

ボーナスやインセンティブも含めると、年収がアップすることも多いです。若いうちから安定した収入を得られるのは、MRならではのメリットです。

外資系製薬会社は内資系製薬会社よりも年収が高め

外資系企業では、成果主義を採用しているところが多く、インセンティブの比率も高くなります。その分プレッシャーは大きいですが、やりがいもあります。トップセールスでは年収1,000万円を超えることもあり、高収入を狙うなら外資系も視野に入れる価値があります。
一方、内資系企業は年功序列的な部分も残っており、給与は安定しています。福利厚生が充実している傾向があり、長期的に働きやすい環境を求める人には適しています。

企業タイプ 平均年収 特徴
外資系企業 700万〜1,200万円 インセンティブが高く、評価がシビア
内資系企業 500万〜800万円 安定重視、福利厚生が手厚い

成果主義とインセンティブの実態

MRの年収構造には、基本給だけでなくインセンティブ(業績連動の報酬)が含まれている場合が多くあります。これは、個人の売上目標の達成度や活動量などに応じて支給されるもので、成果に応じて年収が上下する柔軟性のある制度です。
たとえば、ある四半期で担当医療機関への情報提供が効果を発揮し、採用された製品の売上が大きく伸びた場合、ボーナスとして数十万円〜百万円単位の報奨金が加算されるケースもあります。特に外資系企業ではこの比率が高く、年収の半分以上が成果報酬で構成されることもあります。
ただし、インセンティブ制度には明確な評価基準が必要です。評価指標は企業によって異なりますが、以下のような内容が含まれることが多いです。

  • 医師との面談回数や頻度
  • 製品の採用件数や売上実績
  • プレゼンや講演会の実施回数
  • 顧客満足度やフィードバックの質

このように、成果主義の文化が根付いているMRの職場では、自分の働き方と結果を数字で振り返りながら改善を続ける姿勢が収入アップに直結します。

MRに向いている人の特徴は?

MRに向いている人の特徴は?MRの仕事は、医薬品の専門知識を活かした情報提供だけでなく、人と接する力や、柔軟に動ける行動力、継続的な学習姿勢など多面的な適性が求められる職種です。医師や薬剤師と信頼関係を築き、的確に情報を届けるためには、一定の人間力やビジネススキルも不可欠です。
ここでは、MRに向いている人の特徴を3つの視点からご紹介します。

コミュニケーション力と信頼関係の構築力

MRは日常的に医師や薬剤師と対面し、専門的な内容を伝える立場にあります。そのため、わかりやすく、誠実に話せるコミュニケーション力は欠かせません。
特に大切なのは、ただ話す力だけではなく、**相手の話をきちんと聞き取る「傾聴力」**です。医師が何を求めているのか、どのような患者に悩んでいるのかといった背景を的確に理解することで、ニーズに即した情報提供が可能になります。
また、医療現場は忙しく、訪問のタイミングや対応の仕方ひとつで印象が大きく変わります。無理にアポイントを取りに行くのではなく、相手の状況を考慮しながら信頼を築いていける人は、MRとして非常に高く評価されます。

自主性・学習意欲・数値目標への意識

MRの仕事は、基本的に自分でスケジュールを組み立てて行動するスタイルが一般的です。そのため、誰かに指示されるのを待つのではなく、自分から課題を見つけて行動に移せる「自主性」が求められます。
また、医療業界は常に進化しており、新薬の登場や治療ガイドラインの変更が頻繁に起こります。こうした変化に対応するためには、日々情報をキャッチアップし、学び続ける姿勢が不可欠です。
さらに、MRには製品の採用件数や医師との面談数など、**具体的な数値目標(KPI)**が設定されていることが一般的です。これに対して「プレッシャー」と感じるのではなく、目標に向かって計画的に取り組む力がある人は、成果も出やすく、評価や収入アップにもつながります。

転勤や変化に柔軟に対応できる適応力

製薬会社のMRは、全国各地の営業所に配属されることが多く、定期的な転勤がある職種です。そのため、勤務地が変わる可能性を前向きに捉えられるかどうかは、長く働いていく上で重要な適性です。
また、訪問先の医療機関によって求められる情報や対応の仕方は異なるため、相手に合わせた柔軟な対応力も必要です。たとえば、あるクリニックでは短時間で結論を求められる一方、ある病院では学術的な深い議論が求められる場合もあります。
さらに、近年ではオンラインでの情報提供やリモート講演会など、新しい営業スタイルへの適応力も重視されるようになりました。環境の変化を楽しめる人、自らの働き方をアップデートできる人は、今後のMRにとって特に求められる人材です。

MRはどんな企業に就職した方が
いい?製薬会社の種類と選び方

MRとして働くには、どの企業に就職するかも重要なポイントです。
内資系、外資系、コントラクトMRなど、企業のタイプによって働き方やキャリアの方向性が変わってきます。

内資系(日本の製薬会社)は安定志向

第一三共、大正製薬、武田薬品など、日本に本社を構える製薬会社は内資系と呼ばれます。福利厚生が整っていて、安定して長く働きたい人におすすめです。
社内の風通しや教育制度も整っている企業が多く、新人でも安心してスタートできます。

外資系(海外の製薬会社)は実力主義

ファイザー、ノバルティス、アストラゼネカなどの外資系企業は、成果を重視する傾向があります。昇進や報酬も能力と実績によって決まることが多いため、チャレンジ精神のある方に向いています。
グローバル展開している企業も多く、英語力があるとより活躍の場が広がります。

コントラクトMR会社は未経験者向け

IQVIAやシミック、アポプラスなどのコントラクトMR会社は、未経験者の採用にも積極的です。製薬会社に代わってMRを派遣するスタイルで、複数のメーカーを経験できるのが特徴です。
ここで経験を積み、正社員のMRにキャリアアップする人も多数います。

MRの働き方とは?1日のスケジュールや仕事のやりがい

MRはスケジュール管理がカギとなる仕事です。自由度が高い反面、自己管理能力が求められます。1日の流れや、仕事のやりがいについても知っておきましょう。

朝は病院訪問の準備からスタート

朝は、訪問予定の医療機関の確認、資料の準備、メール対応などから始まります。効率良く動くために、1日のルートや訪問時間も計画的に組み立てます。
段取りをしっかりしておくことで、1日の仕事がスムーズに進みます。

日中は医師への情報提供がメイン

午前〜午後は、病院やクリニックを回って、医師や薬剤師に情報を提供します。1日で5〜10施設を訪問することもあり、体力も必要です。
短い面会時間の中で要点を伝える工夫や、関係づくりの姿勢が問われます。

薬が人の命を助けることにやりがいを感じる

MRの仕事は、薬を通じて人の命を守る手助けができる、社会的意義の高い仕事です。「あなたの説明でこの薬を使うことにしたよ」と言われたときの達成感は大きいです。
目に見えない貢献ではありますが、その分やりがいもひとしおです。

MRに就職する際の面接や志望動機のコツも解説

MRに就職する際の面接や志望動機のコツも解説MRは資格よりも、面接での印象や志望動機が重要です。医師と信頼関係を築けるかどうかが重視されるため、人柄や伝える力が評価されます。

医療業界に興味があることを伝える

「医療に関わる仕事がしたい」「人の役に立ちたい」といった動機は、MRにとって非常に大切です。自分の言葉で、その熱意を伝えましょう。
ただの営業職として捉えるのではなく、社会貢献性に目を向けていることが好印象です。

なぜMRになりたいのか明確にする

数ある職種の中で、なぜMRなのかを明確に伝えることが重要です。過去の経験や、将来のビジョンと結びつけて説明すると説得力が高まります。
志望動機がぼんやりしていると、印象が弱くなるので注意が必要です。

面接では人柄や伝える力も重視される

MRは「話す力」「聞く力」が何よりも大切です。面接では、ハキハキとした受け答え、明るい印象、礼儀正しさなどが見られます。
緊張しても構いませんが、誠実な姿勢と丁寧な対応を意識しましょう。

薬剤師からMRへ転職可能?
メリットと注意点

薬剤師からMRへ転職可能?メリットと注意点薬剤師としての専門知識を活かしながら、より広い視野で医療業界に関わりたいと考える方にとって、MRへの転職は魅力的な選択肢となります。ただし、職種の違いからくるギャップや課題もあるため、メリット・デメリットの両面を理解した上で検討することが大切です。
このセクションでは、薬剤師ならではの強みがMRでどう活かされるのか、転職に際して注意すべき点、そして新たに求められるスキルについて紹介していきます。

専門知識を活かせる転職の強み

薬剤師は医薬品のスペシャリストとしての知識を有しており、その専門性はMRとしての説得力や信頼性を高めるうえで非常に有効です。特に、薬の作用機序、副作用、投与方法、薬物相互作用といった知識は、医師に対して専門的かつ実用的な情報提供を行う際に大きな武器となります。
また、病院や調剤薬局での勤務経験がある場合、現場目線での提案ができることも強みのひとつです。「実際の処方現場ではどう使われているのか」「服薬指導時にどのような質問が出やすいか」といった視点は、医師にとっても有益であり、一歩踏み込んだ情報提供が可能になります。
このように、薬剤師出身のMRは、単なる営業ではなく、「医療の一端を担うパートナー」として認識されやすいという利点があります。

調剤未経験・キャリアの方向性に注意

薬剤師からMRに転職する際、注意しておきたいのが「調剤未経験によるキャリアの制約」です。新卒からMRを選択したり、調剤経験が浅いまま転職した場合、将来的に薬剤師として再び現場に戻りたいと考えたときに、実務経験の不足が壁になる可能性があります。
また、MRは営業職であるため、評価制度や働き方、業務の進め方が薬剤師とは大きく異なります。たとえば、数値目標(KPI)に基づく活動管理や、クライアント対応の即応性、時間に縛られないフレキシブルな働き方などは、病院や薬局での勤務とは異なる文化です。
そのため、「自分は今後どんなキャリアを築いていきたいのか」「臨床現場に戻る可能性はあるのか」を明確にした上で転職することが重要です。将来像が不透明なままでは、せっかくのスキルが中途半端に終わってしまう可能性もあります。

転職後に求められるスキルの違い

MRは、薬剤師の専門知識に加えて、営業・プレゼン・スケジュール管理・柔軟な対応力といった、まったく異なる分野のスキルが必要になります。特に重要なのは、「人に伝える力」です。
これまで調剤業務や服薬指導では、患者に対して一方向的に説明する場面が多かったかもしれません。しかしMRでは、医師との対話の中でニーズを引き出し、それに応じた情報を提案する力が求められます。つまり、一方通行ではなく“相互コミュニケーション型”のスキルが必要です。
また、報告書作成や資料準備、Web面談の設定など、事務処理やデジタルツールを扱う能力も重要視されています。医薬品知識だけに偏ることなく、営業としての視点を持つことが、転職後の成長と成功につながります。

MRを目指す方からのよくある質問

MRを目指す方から寄せられる、よくある疑問や不安についてまとめました。事前にしっかり理解しておくことで、安心してキャリアをスタートできます。

MR認定資格はいつ取ればいいですか?

MR認定資格は、入社後に取得することがほとんどです。企業側が受験のスケジュールや研修をサポートしてくれるため、入社前に資格を持っていなくても心配はいりません。
ただし、入社前に少しでも予備知識があると、研修や実務にもスムーズに入れます。市販のテキストなどで、基本を予習しておくのもおすすめです。

理系じゃないとダメですか?

いいえ、理系でなくても全く問題ありません。文系出身のMRも多数活躍しています。医薬品の知識は、入社後にしっかり研修を受けて習得することができます。
むしろ、コミュニケーション力や営業力が求められる職種なので、人と話すのが得意な文系の方にも向いています。

女性もMRとして活躍できますか?

もちろんです。近年は女性のMRも増えており、企業によっては育児支援制度や時短勤務制度など、働きやすい環境が整っています。
女性管理職やマネージャーとして活躍している方も多く、性別に関係なくキャリアを築ける仕事です。

営業ノルマは厳しいですか?

MRには数字(売上や達成率)の目標がありますが、単なる押し売りではなく、医療現場との信頼関係を重視する営業スタイルです。
厳しいノルマを課すというよりは、成果に応じて評価される制度を導入している企業が多く、自分のペースで成長できます。無理な販売を強いる文化ではありませんので安心してください。

MRは全国転勤がありますか? 地域限定で働ける方法は?

多くの企業では全国転勤が前提ですが、近年は「地域限定MR」や「エリア契約社員」といった制度を用意している企業も増えています。ライフスタイルに合わせて選択できる場合もあるため、応募時に確認することが重要です。

薬剤師からMRに転職して後悔する人はいますか?

後悔するケースの多くは、「調剤経験がないままMRになったため、将来現場に戻るのが不安になった」というものです。将来のキャリアをどう築くかを明確にしていれば、MR経験はむしろ強みになります。

まとめ

MRは、医薬品に関する専門的な情報を医療機関に提供する重要な仕事です。資格が必要なのか、年収はどれくらいか、未経験でも挑戦できるのかなど、気になるポイントを振り返ってみましょう。

資格がなくてもMRにはなれる

MR認定資格は入社後に取得するケースがほとんどなので、スタート時点で持っていなくても問題ありません。大卒以上であれば未経験からでも十分に挑戦可能です。
大切なのは、医療への関心や人と関わる仕事への意欲です。専門知識はあとから身につけられます。

医療に関わるやりがいのある仕事

MRは営業職でありながら、薬という命に関わる製品を扱うため、大きなやりがいを感じられる職種です。患者さんの健康に間接的に貢献できる喜びがあります。
医師からの信頼を得て、必要な情報を届けることで、医療の質を支える一員として働けます。

年収は高めで安定した職種

営業職の中でもMRは年収が高く、20代でも400万円以上、経験を積めば600万〜800万円以上も目指せます。外資系企業なら1,000万円超えも可能です。
評価制度も整っており、実力や成果がきちんと報酬に反映される環境があります。長期的に安定して働ける職種として人気です

MRは、特別な資格がなくても挑戦でき、やりがいや収入、安定性の面でも非常に魅力的な職種です。医療業界に興味がある方、人と話すのが好きな方には特に向いています。未経験でもしっかりした研修が受けられ、働きながら専門性を身につけていける環境が整っています。ぜひ、MRというキャリアを検討してみてください!

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メディア名 ミチビーク
運営会社 株式会社Method innovation
会社ホームページ https://www.method-innovation.co.jp/
所在地
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
代表取締役 清水 太一
設立 2016年11月1日
事業内容 集患支援事業
メディア運営事業
広告代理店事業
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