医療事務の仕事はきついって
ホント?大変と言われる
8つの理由や辛さを乗り越える
ための方法を紹介!

投稿日: 2023.11.16 | 最終更新日: 2024.10.03

医療事務の仕事はきつい?大変と言われる8つの理由や実際に働く人の本音を紹介!仕事の辛さを乗り越えるための方法やおすすめの資格を解説!

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この記事の監修者

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。

【資格】

キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

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医療事務は女性に人気が高い職種ですが、仕事内容や労働環境がきついと言われています。
そのため「医療事務として働きたいけど、きついならやめておこう」と思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回はなぜ医療事務がきついと言われているのか、実際に働いている人の本音を紹介するので、医療事務として働きたい方や転職を希望している方は参考にしてください。

医療事務の仕事がきつい・大変と
言われる8つの理由

医療事務の仕事がきつい・大変と言われる8つの理由医療事務が大変だと言われる理由は労働環境の他に、人間関係などが挙げられます。

具体的な理由を8つ紹介していくので、何がつらいのか把握しましょう。

クレーム対応

医療事務は、病院やクリニックの顔となる部署のため、患者や業者などの様々な人と接する機会があり、常に笑顔と丁寧な対応が求められます。

特に、患者は病気やケガで不安やストレスを抱えている場合が多いため、配慮が必要となります。
待ち時間が長いときは、イライラしてクレームを言う患者もいる中で、笑顔で優しく対応することが求められるため、つらく感じてしまう場合があるでしょう。

中には理不尽な要求をされたり、自分が悪くなくても謝罪する必要があったりと、精神的な苦痛を感じてしまう方もいます。

業務内容が多い

医療事務の仕事はデスクワークだけでなく、「診察の介助や検査室への誘導」「掃除」「診察室の準備」などの業務も多くあります。

また、医療従事者をサポートする病棟クラーク業務では、患者と医療従事者の橋渡し役を担うため、業務の幅が多岐に渡ります。

事務的な仕事だけでもレセプトやカルテの作成などと覚えることが多く、仕事に慣れるまでに時間がかかる中で、デスクワーク以外の業務もこなす必要があるため、体力的にも精神的にも負担が大きいと感じる方が少なくありません。

また、医療事務の仕事は覚えることが多いだけでなく、個人情報を扱うため責任が重いという側面もあります。

人間関係が複雑

医療事務の仕事は、患者や医療従事者、同僚など多くの人と関わる仕事のため、人間関係に悩む方が多く、特に女性が多い職場では気を遣うことが増えるでしょう。

人間関係の悩みの原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 同僚や上司との価値観の違い
  • 仕事の進め方や考え方の違い
  • 嫉妬や妬み
  • 悪口や噂話

人間関係のトラブルを避けるには「噂話には参加しない」「自分からコミュニケーションを取る」「相手の立場になって考える」などを心がけるようにすると良いでしょう。

特に噂話や悪口に参加してしまうと、後に自分も悪口や噂話の対象になってしまう可能が高まるため要注意です。

感染症対策が必須

医療事務の仕事は病院やクリニックの受付業務がメインのため、患者と接することが多く、飛沫感染などが発生しやすく、感染症が流行する時期は病気をもらいやすいでしょう。

特に冬場は、インフルエンザやノロウイルスなど感染しやすい病気が多いため、感染症にかかるリスクが高まります。
疲労で免疫力が落ちると感染しやすくなるため、常に体調管理に気を配る必要があります。

感染症を予防するには「こまめな手洗い」「マスクの着用」を徹底しましょう。
手洗いは感染症予防の基本で、30秒以上かけて石鹸でしっかりと洗い、飛沫感染を防ぐためにマスクを着用しましょう。

レセプト業務が過酷

医療事務の仕事はとても重要な「レセプト業務」がありますが、この業務がつらく感じてしまう方もいます。

レセプト業務がつらいと感じる理由は主に以下の2つです。

  • ミスがあると、病院の収入に影響が出る
  • 期日内に提出しなければいけない

レセプトは患者の診療内容や費用を記入した書類であるため、ミスがあると保険者から診療報酬が減額される可能性があります。

場合によっては、保険者から請求を拒否されるケースもあり、病院の収入に大きな影響を与えます。
また、翌月の10日までに保険者に提出する必要があるため、月末から10日までは残業をしてでもレセプトの作成を終えなければいけません。

月末になると、レセプトの作成に追われて残業が続くため、憂うつになる人もいるので、休日や仕事終わりにリフレッシュできるような時間を確保しましょう。

連休や希望休が取りにくい場合がある

医療事務の仕事はカレンダー通りに休める職種ですが、病院やクリニックが混みやすい時期や、スタッフ数が少ない職場では、希望通りの休みが取りづらいというデメリットがあります。

特に、連休前後や週末前後は病院やクリニックが混み合うため、休みが取りづらい傾向にあります。

また、個人病院や小さなクリニックの医療事務はスタッフ数が少ないため、スタッフが一人欠けてしまうと、他のスタッフの負担が大きくなってしまい、状況によっては希望休や連休が取りづらいでしょう。

さらに、レセプトが行われる月末から10日までは残業が多くなるため、希望休や連休が取りづらく、子どもの体調不良などで急な休みが発生した時も、肩身が狭い思いをすることもあるでしょう。

どうしても休みが欲しい場合は早めに同僚や上司に申告しておくとスムーズに休めます。

給料が低い

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、医療事務の平均給与は170,000円〜200,000円で、一般的な職業の平均給与は270,000円のため、約100,000円低い給与水準です。

医療事務の給料が低い理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 経験・学歴を問わず、未経験者でも就職しやすい
  • 専門的な知識や技術を必要としない

医療事務は、未経験者でも就職しやすいというメリットがありますが、その分多くの人が就職しやすいため、給料が低く設定されています。

覚える業務内容も多くストレスも感じやすい職場ですが、給与が低く、やりがいを見失って医療事務を続けることがつらいと思ってしまうケースもあります。

責任が重い

医療事務の仕事は金銭や個人情報に関わる業務が多くミスが許されないため、精神的な負担が大きく、つらいと感じる人も多いようです。

以下の業務でミスをすると、精神的な負担に繋がる可能性があります。

  • カルテ作成やカルテ出し
  • 書類作成

カルテは、患者の診療内容や検査結果が記入された書類のため、カルテにミスがあると患者の治療に支障をきたし、医師や患者に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

また、診療報酬請求や保険関係の書類作成も行いますが、ミスがあると保険請求が却下されたり、患者に不利益が生じたりしてしまう可能性もあるため、常に細心の注意を払う必要があり、責任が重くのしかかり負担に感じるケースもあるでしょう。

ミスを防ぐためには「正確な知識とスキルを身につける」「慎重かつ丁寧に作業を行う」「周囲の人とコミュニケーションをとる」ことを心がけましょう。

医療事務を辞めたい…
実際に働く人の本音

医療事務を辞めたい…実際に働く人の本音ここからは実際に医療事務として働く方が「医療事務をやめたい」と感じてしまった本音を紹介していきます。

病院の顔として働けるが低賃金・長時間労働

【この職業・職種のここが良い】

ある意味病院の顔です。

数字に強くなれます。

電話応対・敬語の使い方も完璧。

【この職業・職種のここが悪い】

低賃金・長時間労働です。
レセプト請求の時期になると夜9時とか10時まで残業が普通。変形労働時間制及び残業は事前許可制だったので時間外勤務として見てくれません。
子供を保育園に預けている人は、子供が熱を出して早退したら、欠勤扱いになり給料から引かれていました。(有給休暇は基本的に前日まで申請するのが規則でした。)
昼休みも電話や来客の対応で、あって無いようなものです。
50代や60代の古参の女性が幅を利かせているので人間関係は結構ヘヴィーでした。
同僚の一人はうつ病になり出勤できなくなり退職。
私は派遣だったのですが、上司に気に入られずあっさり切られてしまいました。ちなみに私の後に入ったのは実務経験のない18歳の女の子でした。
ひがみかもしれませんが、上司が男性だと年齢やビジュアルの方を重視する傾向があります。

引用:honnne.biz

基本的には8時間勤務ですが、レセプト業務が立て込む月末は残業が発生するため、精神的にも体力的にも負担が大きく、しんどいと感じてしまうようです。

医療の知識が身につくがレセプト期間は休みが取れない

【この職業・職種のここが悪い】

  1. レセプト期間中(1日~10日まで)休みは絶対取れない。
  2. 大学病院のため休日診療もあり、月から土曜日の午前まで仕事が毎週ある。その中でも休日診療もやっており救急外来の窓口業務も事務がやるため1ヶ月に1回は日曜出勤がある。(男性は2週間に1回のペースで夜勤をする)
    その分の代休はあるがレセ期間中に日曜出勤が入ると12連勤とかざらである。私はスケジュールを組む人に嫌われていたのか10連勤以上を何回もした。
  3. 仕事量が多すぎる。1人で1.5病棟の担当がつく。1病棟につき入退院患者が約80人だが、私の病棟は200人越えしていた。レセの内容は簡単だが毎月200人以上のレセを見て、そのうえ病棟を増やされそうになっていた。毎日退院の連絡の電話が鳴り響き、早く帰りたいとわがままを言う患者に、まだかと怒る看護師に追われて息つく暇もない毎日。
  4. 他の専門職に下に見られる。全員ではないがやはり立場が一番下だからドクターのミスも事務が患者に説明し頭を下げ続けなければならない。
  5. 人間関係が最悪なところもある。 女性が多く67年目のお局が威張る。後輩に罵声を浴びせたり陰で悪口の言いたい放題。休みも経験年数の長い人から希望が出せるため下っ端は希望の日に休みが取れない。予めどこでも休み取れますと言わないと大変な目にあう。表面上は仲良いが多忙な時は協力してくれなかった。自分のせいではないのに自分のミスと処理されたり悔しい思いを何度もした。
  6. 診療報酬の改定で2年に1回算定方法が変わる。そのたびに勉強しなおさなければならないため本当に大変。

引用:honnne.biz

レセプトは翌月の10日までに提出する必要があり、ミスが許されないため、精神的負担が重くのしかかります。

またこの時期に休みを申請しても取得できないケースもあり、プライベートの予定を調整する必要があります。

有給は取りやすいが給料が安い

【この職業・職種のここが良い】

有休消化率ほぼ100%

【この職業・職種のここが悪い】

  • とにかく給料が安い。都心の病院で手取り月収1617万円程度。一般事務の方がまだ稼げると思う。
  • 契約社員(3年目)なので昇給や賞与が一切なし。
  • 休みが少ない。特に祝日のある月は6連勤の時もある。
  • 業務量が多く、ほぼ毎日残業。
  • 医師のミスや不適切な対応があると事務が尻拭い。
  • 看護師に高圧的な態度を取られ、こき使われる。
  • 人事課や役職者が仕事できない。有給がカウントされず欠勤扱いで給料が少なかった事も。
  • 英語対応可能、医事に関する資格も取っているが給料に反映されない。人事考課でも評価されず、正社員への昇格の望みが全くない。
  • 正社員と異なり、家賃手当や皆勤手当もない。
  • 正社員の仕事に対する意欲のなさやモチベーションの低さを目の当たりにして更にやる気が削がれる。

引用:honnne.biz

時期や職場によりますが、事前に申請しておけば有給が取りやすいでしょう。

しかし、医療事務の平均給与は170,000円〜200,000円のため一般と比較すると給与が低いので、不満を感じるケースもあります。

医療事務は離職率が高い

厚生労働省「新規高卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者)」「新規大卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者)」によると、医療や福祉の離職率は新規高卒就職者で38.6%、新規大卒就職者で46.2%となっています。

医療分野の離職率は平均離職率を上回っているため、医療事務も離職率が高い職種であることが分かります。

新規高卒就職者 新規大卒就職者
医療・福祉の離職率 46.2% 38.6%
平均離職率 36.9% 31.2%

医療事務の離職率が高い理由は以下の4つが考えられます。

  • ミスが許されない仕事
  • 給料が低い
  • 残業が多い
  • 人間関係が悪い

医療事務は業務量も多く、人間関係が複雑になるケースもあるため、やりがいよりも大変さが上回り離職を検討する方が増えてしまいます。

医療事務のメリット

医療事務のメリット医療事務は離職率が高い一方で、女性からの人気は高く、医療事務として働くメリットもあります。

ここからは医療事務として働くメリットを5つ紹介します。

患者のサポートができる

医療事務のメリットとして「誰かの役に立っているという実感が得られること」が挙げられます。

医療事務の仕事は、受付や会計、レセプト作成など、患者の治療に関わる業務が多くあり、患者の笑顔や感謝の言葉を直接受け取ることができます。

例えば、病院に初めて来院した患者の受付を担当した際に、患者が不安そうにしていたとしても、丁寧な対応で安心させてあげることができれば、患者は安心して治療に臨むことができます。
そのため、患者のサポートができていると感じやすいでしょう。

専門的な知識を身につけられる

医療事務の仕事は、患者の受付や会計、レセプト作成など、医療機関の運営に欠かせない業務を担っています。

そのため、医療事務として働くためには、医療保険制度やレセプト業務などの専門的な知識やスキルが必要です。
未経験や無資格でも働くことは可能ですが、医療事務の資格を取得すると専門的な知識やスキルを身につけることができ、現場でも重宝されます。

医療事務の資格の難易度や取得までの期間などは様々で、初めて医療事務に従事する方には難易度があまり高くない、挑戦しやすい資格からチャレンジすると良いでしょう。

ブランクができても復職しやすい

医療事務の仕事は過去に就業経験があれば、復職に有利になります。

レセプトやカルテ入力の基礎があれば即戦力にもなるため、ブランクがあっても採用されやすい傾向にあります。
しかし、ブランクの期間が長くなった場合は、仕事を再開する際に医療事務にまつわる情報や法律について新しく知識を入れ直すことが不可欠です。
ブランクがあり求人に応募するのが不安な方は、転職サイトやエージェントを利用すると、ブランクがあっても復職しやすい求人を紹介してもらえます。

自分のライフプランに合った働き方ができる

医療事務の仕事には、正社員以外にも「派遣社員」「アルバイト・パート」などの雇用形態があり、自分に合った働き方を選びやすいのが特徴です。

雇用形態 メリット デメリット
正社員 安定した収入
福利厚生が手厚い
転職や退職へのハードルが高い
派遣社員 ライフスタイルに合わせて
働き方を変えやすい
収入・福利厚生が不安定
アルバイト・パート 仕事とプライベートの両立がしやすい 収入が少ない

勤務先によっては、雇用形態ごとに任せられる業務の範囲が異なる場合もあるため、事前に業務内容は確認しておきましょう。

自分に合った働き方を選ぶと、医療事務の仕事を長く続けやすくなります。

景気に左右されない

医療機関は、病気やケガをした人々が治療を受けるために欠かせない存在のため、景気が悪くなっても医療機関が倒産する可能性は比較的低いでしょう。

また、医療事務は医療機関の運営に欠かせない役割を担っているので、医療事務自体の需要は常にあるでしょう。
現代は高齢化が進んでおり、今後も医療事務は必要とされる職種ですが、AIなどの技術の進歩により業務内容に変化が見られる可能性はありますが、医療事務の仕事が完全になくなることはありません。

そのため、長期的に安定して働きたい方は医療事務がおすすめです。

医療事務に向いている人の特徴

医療事務に向いている人の特徴医療事務は無資格・未経験でも就職できますが、向いている人の特徴はあるため、自分に当てはまるか確認してみると良いでしょう。

医療事務に向いている人の特徴を5つご紹介します。

コミュニケーション能力が高い人

医療事務は受付や会計など患者と接する機会も多く、医師よりも話しかけやすい存在のため、患者から声をかけられるタイミングが多い存在です。

そのため、患者から好印象を持たれるようなコミュニケーション能力の高い人の方が向いています。

患者から好印象を持たれるには、以下の点に気を付けながら対応すると良いでしょう。

  • 明るく丁寧な言葉遣いをする
  • 相手の気持ちに寄り添った対応をする
  • 患者の質問や要望に丁寧に答える

患者が医療機関を訪れる際には、不安や緊張を抱えていることが多いため、明るく丁寧な言葉遣いで接すると安心感を与えられるでしょう。

また、常に相手に寄り添う気持ちを忘れずに、質問や要望に答えると患者との信頼関係も生まれ、患者の不安を取り除くことができます。

自分から積極的に仕事ができる人

医療事務の仕事は業務の幅が広く、以下の知識や技術を必要とします。

  • 医療保険制度
  • レセプト業務
  • 関連法令
  • パソコンスキル
  • コミュニケーション能力
  • 臨機応変な対応力
  • 協調性

コミュニケーション能力はもちろんですが、分からないことをすぐに調べることができ、さらに積極的に動いて実践できる人の方がスムーズに業務が進みます。

分からないことはうやむやにせず、自分で調べ、それでも解決しない場合は同僚や上司に質問し、日々スキルアップしていきましょう。

基本的なパソコンスキルがある人

医療事務の仕事は、カルテの作成や書類の作成、レセプト業務など、パソコンを使った業務が中心のため、パソコンスキルが高い人は医療事務に向いています。

ワードやエクセルなどの基本操作ができれば、医療事務未経験でもスムーズに業務にとりかかれるでしょう。
また、レセプト作成や書類作成は、大量の文字を入力する必要があるので、タイピングが速いと作業効率を上げられます。

数字に強い人

医療事務は窓口での会計業務や、レセプトの点数計算など、数字に関わる業務が多いため、正しい計算方法で素早く計算できる人は特に医療事務に向いています。
高度な計算スキルは必要なく、足し算・引き算・掛け算・割り算といった算数ができれば十分です。
計算が早くできれば、業務効率を上げることができ会計などで患者を待たせることが減るでしょう。

ただし、計算が早くてもミスをすると、患者だけでなく医療機関に大きな損害を与える可能性があるため、スピードと正確さが求められます。

計算のスピードを上げるには、タイマーをつけて計算する練習を繰り返すと良いでしょう。

まじめな性格の人

医療事務はお金の管理やデータ入力、カルテのチェックなど様々な作業に従事するので、まじめな性格で実直に仕事に励める方が向いています。

個人情報に関するデータを多く扱うので、情報漏洩にも気を付ける必要があり、重要な情報の書かれた書類やファイルの管理や整理整頓も大切です。

日頃から整理整頓を心がけ、デスク周りは書類が散乱しないように気を付けましょう。

医療事務の仕事のつらさを
軽減する方法

医療事務の仕事のつらさを軽減する方法医療事務が大変な理由には業務量の多さや人間関係がありますが、やりがいも感じられる仕事のため、仕事のつらさを軽減する方法を知って、長く務められるようにしましょう。

患者との関わりをモチベーションにする

患者からストレスを向けられることもありますが、感謝を伝えられることもあるのが医療事務をしていて嬉しいポイントではないでしょうか。

不安や痛みでつらそうな顔をしている患者が、自分の声掛けにより笑顔に変わったり感謝の言葉を伝えらえたりすると、モチベーションも上がるでしょう。

将来へ活かせると前向きに考える

医療事務の仕事は実務経験を重視されることが多く、全国各地に様々な雇用形態の求人があり、子育てや介護などのライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる職種です。

医療事務の仕事の魅力はそれだけではありません。
医療事務の仕事は患者と直接関わる仕事であり、やりがいを感じやすいという魅力があります。

患者の不安や困りごとを解決したり、医療従事者をサポートしたりすると、患者やスタッフから感謝の言葉をもらえるでしょう。
また、パソコンスキルが上がると、医療事務だけでなく他の事務職にも活かせるため、将来のキャリアアップも期待できるでしょう。

仕事量の多さをスキルアップと捉える

業務量が多く負担に感じてしまう場合もありますが、スキルアップができるとポジティブに捉えましょう。

医療事務の仕事では、医療に関する知識が欠かせません。
カルテやレセプトには様々な医療用語が記載されており、患者からの質問に答えるためにも、医療に関する知識が必要です。

大量のカルテやレセプトを扱うことで、医療に関する知識が身に付きます。
また、コミュニケーション能力が高まるので、他職種への転職などにも役立つでしょう。

資格を取得して経験を積む

医療事務には取得できる資格が多く、経験を積んだり資格を取得したりすると確実なキャリアアップを図れます。

医療事務の資格には、国家資格である「医療事務技能審査試験」や、民間資格である「医療事務実務能力認定試験」などがあり、医療事務の基本的な知識やスキルを身につけることがでます。

資格を取得すると以下のメリットを得られるでしょう。

  • 仕事の幅が広がる
  • 給与や待遇がアップする
  • 仕事への自信がつく

医療事務は給与が低いため、資格を取得すると給与がアップして働きがいを見出せるでしょう。

どうしてもつらい場合は職場を変えてみる

どうしても労働環境や人間関係がつらい場合は、職場を変えるのも選択肢の一つです。

職場を変えることで「給与や待遇がアップする」「新しい人間関係を築ける」「キャリアアップできる」などのメリットがあります。
総合病院であれば一人ひとりの負担が少なく、福利厚生の待遇も良いでしょう。

自力で転職活動をするのは体力的にも精神的にも大変なため、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職希望エリアや希望条件をエージェントに伝えると、自分に適した職場を紹介してもらえるため、ストレスを抱えずに転職活動ができます。

医療事務で働くメリットを探す

女性は育児や親の介護などで仕事ができない時期もありますが、医療事務で培った経験は必ず将来に活かされます。経験者は優遇されるため、仕事を続けた経験には価値があります。

医療事務での経験を積むことで、幅広い業務内容をこなすための知識や技術を身に付けられます。この知識や経験を活かして他の業種にも挑戦することが可能です。また、医療事務の職場は女性が多く、子育て中の方に理解がある方も多いです。仕事と子育てを両立させるためには、職場の協力が不可欠です。

女性の割合が多い職場では、子育てやシングルマザーへの理解がある職場の場合は長く働きやすいでしょう。医療事務として働くことで病気や薬に関する知識も身に付きます。この知識は日常生活でも役立ちますし、医療的な知識は自分や家族の健康に役立つこともあります。

医療事務の仕事には多くのメリットも存在します。医療事務で働くメリットを探し・見つけることで、つらいと思うこともを乗り越えることができるのではないかと思います。

医療事務のおすすめ資格7選

医療事務のおすすめ資格7選医療事務は未経験からでも始められる仕事ですが、資格を取得することでスキルを証明でき、就職や転職に有利になります。

医療事務関連の資格は数多くありますが、スキルアップをしたい方は以下7つの資格がおすすめです。

診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験とは、診療報酬請求事務の実務を正しく行うために必要な知識・技能を認定する試験です。

試験は、筆記試験と実技試験の2つに分かれており、筆記試験は医療保険制度や診療報酬請求に関する知識を問う問題が出題され、実技試験はレセプト作成や請求書作成などの実務的なスキルを問う問題が出題されます。

試験に合格すると、公益財団法人日本医療保険事務協会から「診療報酬請求事務能力認定証」が交付され、スキルを客観的に証明するもののため、転職や就職に有利になるでしょう。

実施団体 公益財団法人日本医療保険事務協会
受験資格 受験資格は問わない
試験内容 学科試験
実技試験
試験日程 年2回(7月、12月)
日曜日または祝日
受験料 9,000円

医療事務技能審査試験

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)とは、一般財団法人日本医療教育財団が実施する医療事務の実務に必要な知識・技能を認定する試験です。

医療事務資格の中でも人気が高く、医療事務の業務内容を満遍なく学ぶことが可能です。

試験科目は3科目で構成されており、合格基準は3科目とも70%を超える点数が必要になります。

実施団体 一般財団法人 日本医療教育財団
受験資格 受験資格は問わない
試験内容 学科試験
実技試験
試験日程 医科 年12
(毎月)
歯科 年6
5月、7月、9月、11月、1月、3月)
受験料 7,700円

医科医療事務管理士技能認定試験

日本初の医療事務資格として実績があり、オンラインで受験できるのが特徴のため、忙しい方でも受験しやすい資格です。

オンライン受験の場合は、受験結果がすぐに分かるため、すぐに資格を活かせます。

試験の合格率は50%程のため、しっかりと勉強しておきましょう。

実施団体 JSMA技能認定振興協会
受験資格 受験資格は問わない
試験内容 学科試験
実技試験
試験日程 インターネット試験は随時開始
受験料 7,500円

医事コンピュータ技能検定試験

医事コンピュータ技能検定試験は、医療事務としてのパソコンスキルの証明に役立つ資格です。

医療秘書教育全国協議会が主催する民間資格で、コンピュータの知識・操作スキルの基礎〜専門的な操作までを学べます。

実施団体 医療秘書教育全国協議会
受験資格 受験資格は問わない
試験内容 コンピュータの知識
技術
試験日程 2
受験料 1級:8,600
2級:7,500
3級:6,400

医療情報実務能力検定試験

医療知識が求められ、学科とレセプト作成の問題が出題されます。

1級を受ける場合は2級の合格が必要となるため順番に受験しましょう。

1級の合格率は52.6%で2級の合格率は59%のため、しっかりと勉強していれば合格可能です。

実施団体 医療福祉情報実務能力協会
受験資格 受験資格は問わない
試験内容 学科試験
実技試験
試験日程 毎年3月・7月・12月の年三回実施
受験料 1級:8,500
2級:7,500

医療事務認定実務者

医療事務としての知識だけでなく、マナーや接客業に関する出題もあるため、接客業・医療事務初心者の方は取得をおすすめします。

合格率も60%〜80%のため、医療事務の基礎を学びたい方はチャレンジしてみましょう。

実施団体 全国医療福祉教育協会
受験資格 受験資格は問わない
試験内容 学科試験
実技試験
試験日程 毎月
受験料 5,000円

医療事務検定試験

医療事務検定試験は、日本医療事務協会が主催する民間の資格で、同協会が実施している「医療事務講座」を受講している必要があります。

医療保険制度や患者対応、医療費計算などの基本知識を身につけることが可能です。

実施団体 日本医療事務協会
受験資格 医療事務講座の受講者
試験内容 学科試験
実技試験
試験日程 通学コース:年6
通信コース:毎月
受験料 7,700円

医療事務資格の勉強方法

医療事務資格の勉強方法医療事務資格の勉強方法は、大きく分けて「独学」「通信」「専門学校」3つがあります。

勉強方法 特徴 メリット デメリット
独学 費用が安い 自分のペースで勉強できる モチベーション維持が難しい
通信 家に居ながら学校と同等の勉強が可能 通学不要で勉強できる 通信講座の費用が必要
専門学校 資格取得へのサポートが手厚い 就職のサポートがある 入学金などの費用が高い

独学で勉強する際は、自分に合った参考書やテキストを選ぶことが大切で、過去問を解いて自分の実力を把握しておく必要があります。
通信で勉強する際は、テキストや動画、添削指導などのサポートが充実している通信講座を選ぶと勉強がはかどるでしょう。

専門学校は費用がかかりますが、就職サポートもあるため、医療事務として働きたい強い意思がある方におすすめです。
勉強方法は自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

医療事務に関するよくある質問

医療事務は現在も需要が多く、医療業界の縁の下の力持ちです。

医療事務として働きたいと思っている方のよくある質問をまとめました。

気になる疑問を解消して、前向きな気持ちで医療事務にトライしてみましょう。

勤務先はどこがある?

医療事務の勤務先は「病院」「クリニック」「検診・保健センター」などがあります。

病院の定義は「入院可能なベッドが20床以上ある医療施設」で、医療事務の役割は「医療事務」「外来クラーク」「病棟クラーク」「ドクターズクラーク」など多岐に渡ります。

自分がどんな役割を担いたいのかを考えて、職場を選びましょう。

医療事務と病棟クラークの違いは何?

医療事務は、患者の受付や会計、レセプト作成などの業務を担当し、医療保険制度や診療報酬請求に関する知識が求められます。

病棟クラークは、病棟で入院患者のカルテ入力や入退院の手続き、診療情報の管理などの業務を担当し、医療に関する知識や患者と接するスキルが求められます。

医療事務と病棟クラークのどちらを目指すかは、自分の興味や適性に応じて決めると良いでしょう。

まとめ

医療事務は女性が多い職場のため、人間関係が複雑になりつらいと感じる方がいる一方で、患者から感謝の言葉をかけられるやりがいのある職種です。

また、ブランクがあっても復帰しやすいため、医療事務として働きたい方は一度求人に応募してみてはいかかでしょうか。

自分に適した職場が分からない場合は、転職エージェントに登録すると適切な求人を紹介してくれるため、活用してみると良いでしょう。

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アポプラスキャリア(調剤事務/医療事務)

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  • 研修制度が整備されており、就業を徹底的にサポート
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求人数 非公開求人5000件以上
総合評価 4.88/5.0
リクルートエージェント

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求人数 約1,000件
総合評価 4.85/5.0
ハタラクティブ

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  • 80%以上の内定率で就職成功率が高いと定評がある
  • 未経験OKの求人が多い
  • 20代の既卒、フリーターの方に特化
求人数 約500件(一般事務も含む)
総合評価 4.83/5.0

参考文献

厚生労働省:令和4年賃金構造基本統計調査厚生労働省:新規高卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者)

厚生労働省:新規大卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者)

公益財団法人日本医療保険事務協会:診療報酬請求事務能力認定試験

一般財団法人 日本医療教育財団:医療事務技能審査試験

JSMA技能認定振興協会:医科医療事務管理士技能認定試験

医療秘書教育全国協議会:医事コンピュータ技能検定試験

医療福祉情報実務能力協会:医療情報実務能力検定試験

全国医療福祉教育協会:医療事務認定実務者

日本医療事務協会:医療事務検定試験

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会社ホームページ https://www.method-innovation.co.jp/
所在地
〒550-0013
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代表取締役 清水 太一
設立 2016年11月1日
事業内容 集患支援事業
メディア運営事業
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