救急救命士の年収はいくら?給料は
安い?給与アップの3つの方法を徹底解説!

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救急救命士の年収はいくら?給料は安い?給与アップの3つの方法を徹底解説!

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この記事の監修者

キャリアコンサルタント
平井 菜津子
【経歴】
大学卒業後、ウェディングプランナーとして営業職を経験し、24歳からITベンチャー企業の人事部にて採用・教育などの仕事に従事。採用は新卒・中途の営業職から事務職、クリエイティブ職など幅広い職種の母集団形成から面接実施、内定者フォロー、入社手続き等を行い、教育では研修コンテンツ企画、資料作成、講師育成までを実施。人材開発部立ち上げや、社内の人事評価、従業員満足度調査、社員のメンタルケアなども行っていた。それらの経験を経て、さらに専門性を高めるためにキャリアコンサルタントの資格を取得。
現在も今までの経験・知識を活かしつつ、二児の子育てと両立させながら、株式会社Method innovationのグループ会社である株式会社ドクターブリッジにて人事の仕事に従事している。

【資格】

キャリアコンサルタント
アロマテラピー検定1級
プラクティカルフォト検定1級
ファッションビジネス能力検定1級
ファッション販売能力検定1級

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救急救命士の平均年収はどれくらい?
給料は安い?高い?

救急救命士の平均年収は?給料は安い?救急救命士の多くは、日本全国の自治体の消防署に勤務しており、平均給与は消防士と同様に設定されています。そのため、総務省の「令和3年4月1日地方公務員給与実態調査結果」によると、平均月収は約34万円、平均年収は約635万円です。
これは、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」における、日本人の平均年収約433万円よりも高い水準です。
ただし、消防署員は地方公務員なので、給料や待遇は各自治体により異なることには注意が必要です。

救急救命士の初任給

救急救命士の初任給東京消防庁に勤務した場合の初任給(2021年)は約25万3000円です。
ここで、東京消防庁に勤務した場合とお伝えしたのは、地方公務員の給与は自治体によって異なるため、実際の収入には地域差があるためです。
また、大卒は高卒よりも初任給が高く、昇給もしやすいとされています。

昇給はある?救命救急士の
ボーナスについて

昇給はある?救命救急士のボーナスについて救急救命士の場合、給与と同様、昇給やボーナスも地方自治体によって異なります。
多くの場合、昇給は毎年1回、ボーナスは年2回の支給です。
年齢に応じて昇給することが多いため、総務省の「令和3年4月1日地方公務員給与実態調査結果」によると、20代の月収は約22〜30万円、30代で約30〜40万円、40代で約40〜50万円と年齢を重ねるにつれて、月収も高くなります。
これはボーナスも同様で、20代で約100〜130万円、30代で約130〜170万円、40代で約175〜200万円と増加していきます。
また、ボーナスの額は、階級や勤続年数によっても異なります。

大卒の方が年収は高い?

国家資格の救急救命士になるためには、専門学校や大学の養成課程を卒業し、国家試験に合格しなければなりません。
どちらの学歴でも仕事内容に違いはありませんが、一般的には大卒のほうが初任給の金額が高く、昇給のスピードも速いと言われています。
ただし、専門学校を卒業している場合は大卒よりも早くから現場に出られるため、生涯年収はほとんど変わらないでしょう。
また、専門学校や大学の養成課程を卒業する以外にも、高校卒業後にすぐに消防官となり、働きながら資格取得を目指すこともできます。
その場合、救急隊員としての実務経験を5年以上(または2000時間)積み、救急救命士の養成校で半年以上の研修を受講する必要があります。
ただし、この方法は資格取得までに時間がかかることや勤務と並行して試験対策をする必要があるため厳しい道のりです。

給料の各種手当も充実

給料の各種手当も充実以下のような手当があります。

  • 出動手当
  • 時間外手当
  • 夜間勤務手当
  • 特殊勤務手当
  • 勤勉手当
  • 期末手当(ボーナス)
  • 災害時派遣手当

支給の基準や金額は自治体によって異なりますが、全て合わせると月に約10万円程度になります。
以下に記載している金額は「東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例施行規則」を参照しています。

出動手当

救急業務のために出動した際に支給される手当です。
1回の出動ごとに支払われます。
金額は、救急出動1回につき520円(1時間未満)で、1時間以上の場合は、一時間につき380円が加算されます。

時間外手当

正規の勤務時間外に働く場合に支給される手当です。
仮眠時間中の出動や休日の消防イベントへの出勤時などに発生します。

夜間勤務手当

夜勤があると支給され、22時〜5時の深夜帯勤務に対する深夜割増手当などもあります。
24時間勤務の場合、1勤務につき490円です。

特殊勤務手当

火災現場や高所での救助活動、遺体搬送など危険な仕事や精神的負担の大きい仕事に対して支給されます。

救命救急士が給与をアップする
3つの方法

救命救急士が給与をアップする3つの方法救急救命士として高年収を目指すための方法は以下の通りです。

昇級を目指す

地方公務員は勤続年数に応じて階級が上がり、給与も上がります。つまり、勤続年数が長ければ長いほど昇級が確実で、年収も増えます。
公務員は不祥事による処分がなければ減給の心配もなく、終身雇用が一般的であるため、時間はかかりますが確実に高年収を目指せます。
公務員の給与は「級」と「号給」によって決定します。「級」は職務の階級を示し、「号給」は経験年数などを反映します。
昇任試験に合格すると「級」が上がり、「級」が上がるよりも給与は大幅に増加します。ただし、自治体によって「級」の数が異なるため、昇進による給与アップを目指す際には注意が必要です。例えば、東京消防庁には消防士から消防総監まで10の階級がありますが、沖縄では8つしかありません。そのため、給料アップを目指す場合は、階級の数に注目することが重要です。

もう一つの方法は、定年まで勤務することです。消防士として定年まで勤務すると、多額の退職金を受け取れます。
消防士として働くなら、退職金も視野に入れて考えると良いでしょう。

手当をもらう

救急救命士は危険と隣り合わせの仕事なため、多くの特殊な手当があります。
勤務先の自治体によりますが、以下のような手当があります。

  • 出動手当
  • 時間外手当
  • 夜間勤務手当
  • 勤勉手当
  • 期末手当(ボーナス)
  • 災害時派遣手当
    など

住宅手当はありませんが、自治体によっては寮などの住宅があるため、比較的安い家賃で住むことができます。

消防本部が大きい自治体に勤務する

大きな消防本部がある自治体に勤務すれば、高年収を目指せる可能性が高くなります。
消防署に勤務する地方公務員のため、俸給表は各自治体で定められており、消防本部が大きいということは、すなわち自治体そのものが大きく、給与も高くなる可能性があります。

例えば、東京消防庁の場合、出動手当が1回700円、時給換算で900円/1時間とされています。ただし、1日に複数の出動がある場合、上限額は5500円です。
また、手当を多く受け取るために、出勤件数が多い地域に勤めることで、給与をアップすることもできます。ただし、出勤手当は各自治体によって上限が定められているため、注意が必要です。また、出勤件数が多すぎると、心身ともに疲労が蓄積するため、バランスを考えることも大事になってきます。
ここで、2020年における東京消防庁と鹿児島市消防局の出動件数と出動手当を比較してみます。

救急出動件数 救急救命士の人数
東京消防庁 720,965件 1991人
鹿児島市
消防局
29,103件 66人

上記の出動件数を救急救命士の人数で割ると、東京は1人当たり362件、鹿児島は1人当たり440件、出動していることになります。
これにより、鹿児島の救急救命士の方が1人当たりの出動件数は多いことがわかります。
そして、1回当たりの出動手当の金額は東京都が700円、鹿児島市が400円です。
つまり、鹿児島市消防局に勤務する救急救命士の年間の手当が約176,000円なのに対し、東京消防庁に勤務する救急救命士は年間で約253,400円を手当として受け取ることになります。
結論として、鹿児島市よりも東京消防庁に勤務する方が多くの手当を受け取ることができるため、給与をアップさせるという目的だけであれば、東京消防庁に勤務する方がよいと言えます。

救急救命士と消防士の年収比較

救急救命士と消防士の年収比較救急救命士のキャリアを考えるうえで、同じく「消防」という分野で活躍する消防士との年収の違いは気になるポイントです。ここでは、消防士の平均年収や職務内容を整理しながら、救急救命士との違いをわかりやすく解説します。

消防士の平均年収と救急救命士との比較

総務省の統計データによると、消防署などに勤務する消防士の平均年収は約650~700万円前後とされています。前述でも示したように、救急救命士として勤務する場合、配属先や職務の範囲によって異なりますが、平均年収は約635万円が一般的です。
大きな違いはないですが、地域や配属先、役職によっても変わってくるでしょう。

地方自治体による年収の違い

消防士・救急救命士ともに地方公務員であるため、年収は配属される地方自治体によって差があります。都市部では災害件数や業務量が多いため、手当や給与水準が高く設定されている場合もあります。一方、地方では物価水準に合わせて年収が低く抑えられていることもあるため、「どこで働くか」によって年収が変動するという点も押さえておきましょう。

職務内容の違いと年収への影響

消防士の仕事は、火災現場での消火活動をはじめ、地震や豪雨などの自然災害に対応する「災害救助」、さらには救急車での出動も担います。つまり、災害対応・火災現場・救急出動といった幅広い業務を兼任している点が特徴です。
一方、救急救命士は主に救急搬送に特化しており、患者の状態を判断し、必要に応じて高度な救命処置を行います。職務の専門性は非常に高いものの、活動範囲が限定されているため、給与面では消防士よりも低くなる傾向があります。

救急救命士の仕事の魅力・やりがい

人の命を預かる現場で活躍する救急救命士。その業務には、他の職種にはない特別なやりがいと使命感があります。ここでは、救急救命士としての役割が社会にどう貢献しているのか、どのような希望や価値を持って仕事を行っているのかについてご紹介します。

命を救う現場で直接的な社会貢献を実感できる

救急救命士の最大の魅力は、「自分の行った処置が人の命を救う」可能性があるという点です。例えば、心停止の状態で通報を受け、救急車で現場に駆けつけた救急救命士が、迅速かつ的確な判断のもとで心肺蘇生を行い、その患者が後日社会復帰できた――そんな事例は決して珍しくありません。
実際に、総務省の消防庁のデータによると、救急搬送件数は年間700万件を超えており、そのすべての現場で救急救命士が活動を行っています。このように、日々の業務を通じて社会福祉や人々の安心を支える役割を担っているのです。

多様なケースに対応する知識とスキルが身につく

救急救命士は、交通事故、病気の急変、災害時など、さまざまな緊急事態に対応します。それぞれの状況で異なる処置が求められるため、常に高度な医学的知識と冷静な判断力が必要です。そのため、一人の社会人として、成長を実感できる職業とも言えるでしょう。
また、救急現場では医師や看護師、消防職員と連携して活動するため、チーム医療や多職種連携の中での自分の役割を明確に理解し、的確な行動を行うことが求められます。

「人のために働く」ことを目指す人にとって理想的な職業

「誰かの役に立ちたい」「社会に貢献する仕事をしたい」と希望している方にとって、救急救命士はまさにその思いを実現できる職業です。ときには心が折れそうになるような現場もありますが、その一方で「ありがとう」「助かりました」と直接感謝の言葉をもらえる機会が多いのも、この仕事ならではの魅力です。
他人の命を救うという責任と向き合いながらも、「自分のしている仕事には意味がある」と強く感じることができる。それが、救急救命士という職業が多くの人から支持されている理由の一つです。

救急救命士の年収・給料について
よくある質問

救急救命士は年収1,000万円を稼げる?

年収1,000万円を稼ぐには月給約83万円が必要です。しかし、厚生労働省のデータによると、月給83万円以上を稼いでいる救急救命士は0%です。
つまり、救急救命士で年収1,000万円を稼ぐのは、非常に困難であり、多くの場合、年収700〜800万円であれば目指せるとされています。
ただし、キャリアアップをして、高い役職に就くことで年収1,000万円を達成することが可能です。

救急救命士ではどのように“肩書き”が上がっていくの?

救急救命士は資格の一種であり、消防機関の救急救命士は消防官です。
消防官には階級があり、例えば東京消防庁では10の階級があります。
例えば、消防士よりも階級が3つ上の「消防司令補」になると、現場で「小隊長」や「中隊長」を務めることが可能になります。
ただし、階級は消防本部で定員が定められています。つまり、空きが少ないと昇級も難しくなる可能性があります。

救急救命士に向いている人はどんな人ですか?

救急救命士は心身ともにハードな職業ではありますが、給料が特別高いわけではありません。
つまり、人の役に立ちたいという強い気持ちと、24時間勤務に対応できる体力と精神力が求められる職業と言えるでしょう。

救急救命士の年収は上がる?昇給のタイミングは?

救急救命士の年収は、勤続年数や役職、地方自治体の給与規定によって段階的に上昇します。多くの場合、公務員としての職員給与体系に準じており、数年ごとの定期昇給に加えて、主任や係長などの役職に就くことで昇給が期待できます。また、都市部では災害や出動件数が多いため、地域手当や出動手当が高くなる傾向もあります。

民間企業で働く救急救命士の年収はどれくらい?

民間の医療機関やイベント救護、航空会社などで働く救急救命士の年収は、おおよそ350万~450万円程度が目安です。公務員と異なり、給与体系は企業ごとに異なるため、年収水準にも幅があります。ただし、夜勤や待機の有無、業務の専門性によって収入が増えるケースもあるため、募集要項をしっかり確認することが重要です。

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設立 2016年11月1日
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