※当サイト(ミチビーク)はアフィリエイト広告を掲載しています。
この記事の監修者
院長 河本 光平
【経歴】
医師であった両親と祖母の存在が開業医を目指すきっかけとなり、高校卒業後、関西医科大学入学。関西医科大学卒業後は関西の総合病院や大学病院に勤務。平成28年に尼崎市にてかわもと耳鼻咽喉科クリニックを開院。海外・国内にて多くの学会発表を行い、耳鼻科領域の情報発信と医療技術の追求に力を注ぐ。患者の心に寄り添うクリニック目指し、日々一人ひとりの患者と向き合いながら、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎(蓄膿症)・鼻中隔弯曲症などの日帰り手術に力を入れている。
【資格】
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本アレルギー学会専門医
難病指定医
関西医科大学非常勤講師
かわもと耳鼻咽喉科クリニック
ホームページ:
https://www.kawamoto-jibika.com/
【アルバイトを探せる医師におすすめ転職サイト「ミチビーク調べ」】
|
||
求人数 | 約23,000件 (2024年10月現在) |
|
マイナビDOCTOR |
|
|
求人数 | 約75,000件 (非公開求人含む・2024年10月現在) |
|
医師転職ドットコム |
|
|
求人数 | 約17,000件 (2024年10月現在) |
さらに参考記事:医師におすすめの転職サイト2024年ランキング【厳選25社】徹底比較|選び方は?評判は?の記事もぜひご覧ください!
医師と言えば高い年収水準の仕事であり、アルバイトとは無縁のようなイメージがある方も多いのではないでしょうか。
確かに数ある職業の中でも高収入であることに間違いはありませんが、医師の中にはアルバイト勤務でお金を稼いでいる人も一定の割合で存在しています。
収入の面や自分の知見を広げたいなど、その理由は様々です。
本記事では、医師のアルバイトの時給相場やアルバイトのメリット・デメリット、勤務先の医療機関の見つけ方などを詳しく解説していきます。
- 医師のアルバイトの時給相場はいくら?
- アルバイト契約の種類について
- 医師がアルバイトをしている割合や理由は?
- 高時給のアルバイトで稼ぐにはどうすればいいか
- 勤務先の医療機関の見つけ方
- 医師がアルバイトをするメリット・デメリット
- 転職サイトを利用してアルバイトを探す流れについて
- 医師のアルバイトについてよくある質問
医師のアルバイトの時給相場は
約1万円
勤務先となる医療施設、担当する診療科、働く地域などによって医師のアルバイトの時給には差があるものの、平均的な時給の相場は約10,000円となっています。
午前中の4時間のみ働いて日給40,000円を稼いだり、しっかり8時間働いて日給80,000円を稼いだりと、一般的なアルバイトに比べてかなり高い給与を貰うことが可能です。
専門性の高い知識や技術が必要とされる医師のアルバイトは、患者様に対して治療などの責任も担うため、通常のアルバイトよりも圧倒的に高い時給を提示されます。
一方で、日中ではなく夜の勤務となる寝当直の時給相場は約5,000円となっています。
一見すると昼の勤務よりも時給が半分近く少ないため、メリットがあまり無いように見えますが、仕事は医師が必要となる場面だけ(緊急コールなど)であり、待機中は寝ていてもOKとされるため、実は人気のある働き方です。
人手不足が理由で医師の時給は高い
医師のアルバイトの時給が高いのには様々な理由がありますが、その大きな要因となっているのが慢性的な人手不足です。
下記は医師のアルバイトの時給平均をエリアごとにまとめた表になります。
エリア | 時給相場 |
---|---|
北海道・東北 | 10,000円 |
関東(東京23区・横浜) | 10,000円 |
関東・北関東(栃木・群馬・千葉・埼玉) | 10,000~15,000円 |
甲信越・北陸 | 10,000円~ |
東海 | 10,000~11,000円 |
関西 | 9,000~9,500円 |
中国・四国 | 8,800~9,200円 |
九州・沖縄 | 8,800~9,400円 |
上記の表から分かるとおり、地域によって時給相場は変動します。
同じエリア内であっても患者数に対して医師不足が深刻化している地域は時給が高い傾向です。
顕著に現れているのは北関東で、同じ関東エリアである東京や横浜に比べて高い相場で求人を募集している地域もあります。
また、医師のアルバイトでは外科系が特に高時給になりやすいのが特徴です。
専門性が高い職業のため人手不足の傾向がある
現在の日本で医師が人手不足になった背景には、少子高齢化の加速や労働環境、医学部の入学定員の抑制などの様々な要因があります。
こうした背景がある中で医師という職業は特に専門性の高いスキルや知識を求められる仕事であり、医師になれる人の母数は他の職業に比べても決して多くありません。
医師になるためには高額な学費が必要となり、医学の知識を覚えるための勉強など、超えるべきハードルも高く、簡単になれる職業でないことも医師不足の要因と言えるでしょう。
時給が低い場合は応募が少なくなる
上記のような高いハードルを超えた医師だからこそ、少しでも自分を高く評価してくれる医療施設で働きたいと考えるのは自然なことです。
同じ地域でのアルバイトで仕事内容や環境、募集要件がほとんど同じであれば、少しでも時給の高い職場で勤務したいのは、他の職種でも共通しています。
医師の平均的な時給よりも金額が低ければ、自然と募集は少なくなってしまうのです。
もちろん時給が平均より低い分、仕事の負担が少ないなどの条件が付けば応募率に差は出てきますが、それでも時給は応募率に関わる重要な要素となっています。
医師のアルバイト契約は2つの種類がある
医師のアルバイト契約は「定期非常勤」と「スポット」の2種類があります。
働く日時が違うため、それぞれ一長一短のある働き方となっており、自分が理想とする働き方によってどちらの契約を結ぶかを考えると良いでしょう。
時給自体には大きな差はないことがほとんどですが、募集先の医療施設の状況によっては、人材を早く見つけるために、定期非常勤とスポットのどちらかの時給が高めに設定されていることもあります。
時給面で少しでも高い条件を探すなら、応募前に一度確認しておくと良いでしょう。
以下の見出しでは定期非常勤とスポット、それぞれの契約について詳しく解説していきます。
定期非常勤
一般的なアルバイトのシフトと同じように、勤務先から提示された曜日や日時で定期的に勤務する契約が定期非常勤です。
例えば、「毎週月・火・水の午前診療」「毎週木曜日は当直」といった形で勤務します。
求人などでは定期アルバイトや固定勤務、非常勤といった記載のされ方で募集しているケースがほとんどです。
定期非常勤は勤務する日が基本的に固定されており、安定して給料を稼ぐことができます。
普通のアルバイトと同じく、契約の際に勤務先と交渉することで勤務日の調整を行うことも可能であるため、ライフワークバランスを取りやすく、プライベートの計画も立てやすいというメリットがあります。
スポット
代診や単発アルバイトの表記で求人募集が出稿されていることもあるのがスポット契約です。
定期非常勤との違いは、臨時的に特定の日時だけ出勤する働き方である点になります。
「〇月〇日の午後診療」「〇月〇日の当直」といった形で、固定の曜日などではなく、具体的な日時を指定されます。
定期非常勤に比べると、毎月どの程度出勤の要請があるか分からないため安定した給与を得ることはできませんが、スポット契約は自身の都合に合わせて好きなタイミングで勤務可能です。
勤務頻度の調整がしやすく自分の時間を優先して確保できるため、空き時間を有効に活用したい方にはお勧めの働き方と言えるでしょう。
医師のアルバイトは3種類に分けられる
医師のアルバイトは大きく「健診」「当直」「外来」の3種類に分けられます。
仕事の種類によって勤務先での仕事内容が変わるため、自分の目的や適性に合った仕事を選ぶことが大切です。
この見出しではこれら3つの仕事内容について、それぞれ解説していきたいと思います。
健診
医師のアルバイトの中では最も求人数が多く、スタンダードな仕事とされているのが健診です。
主な仕事内容は企業や学校などの外部へ出張し、健康診断を行うことになります。
触診や問診、健診の結果説明を行ったり、心音を測ったりするのがメインとなりますが、内容によっては直腸診やレントゲン撮影などが行われることもある仕事です。
診察数が多い案件やレントゲン撮影がある場合は、時給が高めになることもあります。
基本的には診療科に関係なく働ける他、深い専門的な知識を求められないため、勤務経験の浅い若手の医師でも働きやすくなっています。
ただし、婦人科健診の場合は専門知識が必要とされるため、産婦人科に従事している医師であることが求められることがほとんどであり、相場よりも高い時給設定です。
定時が明確に決められており、残業が発生しない仕事形態であるため、ライフワークバランスも取りやすくなっています。
時給の相場は10,000円で、日給も時給相場に準じて8時間勤務の80,000円程度であることが多いです。
また、春の季節は入学・入社に合わせて健康診断を行うところが増え、仕事が多く稼ぎやすい季節となっています。
当直
夜勤のような形で医療機関に勤務する形態を当直と呼びます。
主に緊急指定のある病院での勤務になり、救急車の受け入れによる救急患者の処置に当たることが多いです。
緊急搬送の医療体制がある民間の専門病院や総合病院で求人が出稿されていることが多い傾向にあります。
頻繁に患者様の受け入れがある当直のアルバイトの場合、寝当直よりも5,000円〜10,000円程度時給が高く設定されていることも少なくありません。
寝当直
療養型の病院やリハビリテーション病院、慢性期疾患を主に取り扱う病院などでよく取り扱われているのが寝当直です。
通常の当直と違い、急変が起きそうな入院患者や夜間の緊急搬送がほとんどない医療機関での勤務となるため、睡眠を普通に取れる当直は「寝当直」と呼ばれています。
寝当直の勤務を募集している医療機関では、多少の差はあるもののシャワーや当直室などの設備がしっかり完備されている傾向が高く、環境が整っている職場が多いです。
他の医師のアルバイトの中では時給の平均が5,000円前後と低いものの、患者様の対応が少なく寝て過ごせる時間が長いことから、医師のアルバイトとしては人気の部類となっています。
祝日前は日給が上がる医療機関も多く、連休前などは稼ぎやすいアルバイトです。
外来
医師の外来でのアルバイトは、自身の専門分野の知識や経験を活かすことが可能です。
主に診察や処方箋の発行、検査結果の説明、患者様との面談やカウンセリングなどの医療行為を担当します。
その他にも勤務先の医療機関によっては、医療機器の操作や医療文書の作成、診療報酬請求業務などの補助業務も行うこともある仕事です。
診療内容によっては、看護師や医療事務員などのチーム医療に参加することもあります。
また、医師の外来でのアルバイトは、外来臨床経験を積めるため、医師としてのスキルアップやキャリアアップに繋がることもメリットの一つです。
短期間で多くの患者様と接することができるため、臨床医療に対する堅実な知識や経験をさらに積むことができます。
外来の時給相場は平均的な10,000円前後ですが、収入を得たいという目的以外にも、自分の知見を深め、症例経験を積みたいという目的から外来のアルバイトを選んでいる医師も多いです。
医師の半数以上はアルバイトをしている
冒頭でも少し触れたように、医師と聞くと年収が高く、アルバイトの必要がないというイメージが強いのではないでしょうか。
しかし実際には勤務医としてアルバイトをしている方の人数は全体の半数以上に上ります。
下記は「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」から発表されている「勤務医の就労実態と調査に関する調査」の中で、前月に勤務した病院の勤務先数についての質問に対する回答を表にまとめたものです。
勤務先数 | 1か所 | 2か所 | 3か所 | 4か所 | 5か所以上 |
---|---|---|---|---|---|
女性 | 46.70% | 25.80% | 14.50% | 7.20% | 5.80% |
男性 | 48.00% | 20.40% | 14.40% | 7.60% | 9.60% |
全体 | 47.90% | 20.90% | 14.40% | 7.60% | 9.20% |
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「勤務医の就労実態と調査に関する調査」
上記の表から分かるとおり、1か所だけで勤務している医師は全体の47.90%となっています。
残りの52.10%の医師はメインで勤務する医療機関以外でも働いており、中でも9.20%の医師は5か所を超える医療機関で勤務しているという驚きの結果です。
医師がアルバイトをする理由は?
高年収であるイメージが強い医師ですが、前述のとおり実は複数の勤務先でアルバイトをしている医師が多いことが分かりました。
その理由について気になる方も多いと思います。
この見出しでは医師がアルバイトをしている理由について、前述でも参照した「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」から発表されている「勤務医の就労実態と調査に関する調査」の内容を元に、医師からの回答をランキング形式でご紹介いたします。
【1位】収入を増やしたいから(48.1%)
回答数が最も多く、半数近くに上ったのは収入の増加を目的としたものでした。
医師の年収が高いことに間違いはありません。
しかし、医師として働き始めるまでの学生時代に奨学金制度などを利用して学費を捻出していた人にとっては、早い段階で収入を増やして、奨学金の返済に充てたいという方が多いのかもしれません。
特に年齢が若いうちは体力的にも時間的にもまだ余裕があるためか、収入のためにアルバイトをしている方が多い傾向にありました。
【2位】勤務先の指示があるから(36.5%)
メインで勤務している医療機関から、系列や同じ経営グループの人手の足りていない医療機関へ応援に行く指示を出されてアルバイトをしている医師も多いです。
前述したとおり、医師の人手不足は多くの地域で起こっているため、このような形で人手不足を補っている医療機関は少なくありません。
【3位】1つの勤務先だけでは生活自体が営めないから(34.4%)
医師の給与は高いとはいえ、人によって生活事情は様々です。
養う必要がある家族がいる方や、奨学金の返済などを考えた時に満足な生活を営めないと感じる医師も珍しくありません。
上記の理由から、少しでも生活を豊かにするためにアルバイトをしていると回答した医師は全体の3割以上に上りました。
【4位】不足している専門家の病院から要請があったから(33.4%)
2位の回答理由で紹介した勤務先の医療機関による指示以外にも、他の医療機関から人手不足による応援の要請があった際に、アルバイトとして勤務するケースも多いとのことでした。
特に医師が不足しがちな地方では、他の医療機関からの要請が多いようです。
【5位】自分が活躍できる場を広げたいから(17.7%)
自分の活躍できる場を広げるために、スキルアップや知見を深める目的でアルバイトをしている、といった回答は全体の約17%となっていました。
志を高くもって医師になった方は、特に知識や技術の習得に対してストイックに取り組む傾向があります。
メインの勤務先である医療機関だけでなく、様々な医療機関で働くことで自分が活躍できる場を広げることに繋がると考える医師が多いようです。
医師がアルバイトで高時給を狙うには?
医師がアルバイトするのには様々な理由があるとはいえ、せっかく働くなら時給の高い職場で働きたいと思うのは自然な考えです。
では、医師が高時給でアルバイトをするにはどうすれば良いのでしょうか。
方法としては職種や働く時期、働く場所を選ぶなどいくつかありますが、この見出しでは高時給で働くための代表的な方法を5つご紹介いたします。
高時給のアルバイトで働きたいと考える方の参考になれば幸いです。
年始年末やお盆など繁忙期に働く
年末年始やお盆などは医療機関の繁忙期となっており、多くの医療機関が人手不足になりがちです。
こうした繁忙期の期間に向けて高時給の求人が募集されていることは多く、医師のアルバイトの時給相場よりも高い時給で求人を出稿しています。
繫忙期に連続した日数でアルバイト勤務ができる場合、一気にまとまった給料を確保できるのでお勧めです。
しかし繁忙期だからといってどこの医療機関でも高時給になるわけではありません。
経験年数の浅い医師は繁忙期でも時給が上がらない医療機関もあるため、応募前にしっかりと給料についての記載を確認しておく必要があります。
寝当直で働く
寝当直は他の医師のアルバイトに比べると時給は高くありませんが、自分の時間をしっかりと確保できる他、通常の当直に比べて睡眠が取りやすい業種のため、体力的にも精神的にも楽な働き方と言えるでしょう。
そのためアルバイトを複数掛け持ちするのに適しており、寝当直が高時給でなくても他のアルバイトと掛け合わせることで、多くの収入を期待できます。
また複数アルバイトの掛け持ちが億劫な場合は、寝当直ではなく通常の当直で働くことで、大幅な収入アップを狙えるでしょう。
医師不足の診療科やエリアで働く
医師不足の診療科やエリアでのアルバイト求人は、人材確保のために高時給で求人が出稿されている可能性が高いです。
麻酔科・外科・産科は他の診療科に比べて時給が高く、高時給のアルバイトで働きたいと考えている医師の方にはピッタリの職種と言えるでしょう。
また、高齢化の進んでいる地域では訪問診療の需要が高くなっており、訪問診療に関するアルバイトの報酬は高い傾向にあります。
さらに、ハードな仕事にはなりますが、二次救急などの夜勤は報酬が高く設定されている医療機関が多い上に、ベテランの医師と一緒に働ける環境であるため、自身のスキルアップにも繋がります。
将来的に開業を考えている方や自身の技術、知識をさらに高めたい人にはお勧めの職場と言えるでしょう。
専門性の高い業務をする
各診療科の手術や内視鏡、専門外来、救急対応、麻酔、訪問診療といった専門性の高い業務内容のアルバイトは比較的時給が高く設定されています。
ただし、こうした専門性の高い業務を取り扱う求人では「専門医資格を取得している卒後5年以上の医師」を対象としている場合が多いです。
医療機関側が即戦力として働ける人材を見つけるために高い報酬を提示しているケースが多く、経験をしっかり積んだ医師であればこうした高時給アルバイトを勤務先として選べるようになります。
美容外科など自由診療をメインにしている施設で働く
自由診療がメインとなっている美容外科や美容皮膚科などのアルバイトは、高時給である傾向にあります。
求人を出稿している自由診療メインの施設は、経営が軌道に乗っている所が多く、人材確保のために高時給でアルバイト求人の出稿をしていると考えられます。
特に専門医資格が必須ではない施設も多いため、高時給の条件で働きたいと考える若手医師には人気のアルバイトです。
医師がアルバイト勤務先の医療機関を探す4つの方法
医師がアルバイト勤務を行う医療機関を探すには様々な方法があります。
アルバイトを始める目的は人によって違うため、自分の目的や希望に応じた勤務先を見つけることが大切です。
この見出しでは医師がアルバイト先を見つける方法について、大きく4つに分けてご紹介していきたいと思います。
医師専門の転職サイトやエージェントに登録する
医師専門の転職サイトやエージェントに登録することで、自分に合ったアルバイト先を紹介してくれます。
登録を行うと専任の担当者が付いてくれて、仕事に関する詳細なことを相談に乗って貰えるため、職場探しがグッと楽になるのがメリットです。
他のアルバイト先探しに比べてかなり多くの選択肢の中から職場を選べるので、自分の目的や希望にあった医療機関がとても見つけやすくなります。
また、職場の紹介だけでなく、勤務条件の交渉なども代わりに行ってくれるため、より自分の希望に近い条件で働けるのもメリットの一つと言えるでしょう。
医局から紹介をもらう
大学病院で勤務している医師の多くは、アルバイト先を医局からの紹介によって決められることが多いです。
医局から紹介されるアルバイト先は基本的に自分のスキルや経験に見合った職場となっています。
そのためアルバイト先では、自分の技量以上のスキルが求められることはほとんどなく、過度なプレッシャーを感じながら働く必要はありません。
ただし、他のアルバイト先と比べて時給の相場が若干低い傾向にあるため、高時給のアルバイト先を探している人にとってはデメリットに感じてしまう可能性もあります。
医局からの紹介で時給の高いアルバイト先は、先輩の医師などが対応している場合がほとんどです。
友人や知人から紹介してもらう
医療業界で仕事をしていると自然と医師同士の人脈が広がり、そこからアルバイト先の紹介を受けることがあります。
別の医療機関で働く同僚の院長や仕事上で知り合った先生から声をかけられるなど、そのきっかけは様々です。
もちろん知り合いの所だからといって仕事が楽になるようなことはありませんが、一般で応募するよりも条件や希望について優遇して貰える可能性もあります。
直接医療機関に問い合わせる
自分でアルバイト先の医療機関を探している中で、気になる医療機関があった時は直接問い合わせてしまうのも一つの方法です。
医療機関によっては求人サイトなどに募集を載せてはいないものの、公式ホームページにだけ求人情報を掲載している場合や、求人自体を掲載していないケースもあります。
しかし、実際に問い合わせてみると求人を受け入れてくれる医療機関も少なくないため、自分で気になった職場があれば直接連絡してみましょう。
ただし、電話や面接の際に働く条件などをしっかりと話し合っておかなければ、後々トラブルに繋がる可能性もありますので注意が必要です。
医師がアルバイトするメリット
医師がアルバイトを行う理由には前述のとおり様々なものがあります。
では、実際に医師がアルバイトする上で享受できるメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
この見出しでは医師がアルバイトをするメリットについて、代表的な5つをご紹介していきたいと思います。
収入がアップする
メインで働いている医療機関とは別に、収入を得られるのは大きなメリットと言えます。
アルバイト先で得た収入がそのままメインで働いている医療機関の給料に上乗せされる形になるので、生活費の補填や奨学金の返済などに充てられます。
より時給や日給の高いアルバイト先を選ぶことで収入は際限なく上がりますので、医師としての経験を積んでいくにつれて、知識や専門性を活かしてどんどん収入を上げることが可能です。
常勤の医療機関がない状態であっても、複数のアルバイトを掛け持ちすることで、常勤以上の金額を稼ぐこともできます。
勤務時間や休みを柔軟に設定しやすい
医師のアルバイトとして勤務する場合、勤務時間や休みを柔軟に設定できます。
常勤の医療機関ではそこまで自由はありませんが、アルバイトであれば日勤や夜勤、月の出勤日なども柔軟に対応してくれる医療機関は多いです。
また、定時がしっかりと決められていて残業もほとんどないため、体力的にも時間的にも余裕を持って働くことができます。
ライフワークバランスが取りやすく、介護や育児などの家庭事情にも合わせやすい点はアルバイト勤務ならではのメリットと言えるでしょう。
スキルアップに繋がる
常勤の医療機関でなかなか症例が回ってこないために、自身のスキルアップが上手くいかないと悩んでいる医師は珍しくありません。
自分のスキルアップのためにアルバイトを行い、経験を積めることもアルバイト勤務のメリットです。
特に内視鏡や整形外科手術の症例経験を積みたいと考える医師は多く、専門外来のアルバイトにはスキルアップ目的でアルバイト勤務をしている方も少なくありません。
常勤している医療機関では経験できない症例の対応を学び、自分のスキルアップを行いたいと考える方にはピッタリの働き方と言えるでしょう。
未経験の領域にもチャレンジできる
常勤の医療機関でいきなり未経験の診療科に転科したり、転職先として未経験の診療科を選ぶのは現実的ではありません。
自分が興味のある領域を見つけた時、アルバイトで実際にその診療科で働けるという点はメリットの一つと言えます。
もちろん全ての診療科で未経験がOKというわけではありませんが、多くの診療科では専門外の領域でもアルバイト勤務を認めています。
診療科によっては未経験のアルバイト向けに研修などを行っている場合もあるため、自分が興味のある領域のアルバイト先を見つけた際は、そういった待遇部分についてもよく見るようにすると良いでしょう。
転職先を見つけることもできる
常勤の医療機関から転職したいと考えた時に、アルバイトとして他の医療施設で働いていれば、転職先としての選択肢に入れることができます。
年収や勤務時間などはもちろんですが、働く上で最も大切と言っても過言ではない職場の雰囲気をしっかりと事前に肌で感じておけるのは、大きなメリットです。
もちろんその職場だけでなく、他の医療機関や自分にとって未経験の診療科であっても事前にアルバイトとして勤務していれば、経験や知識を深めてから転職できます。
医師がアルバイトするデメリット
医師がアルバイト勤務をする上でしっかりと考えておかなければならないのは、デメリットについてです。
アルバイトには様々なメリットがありますが、アルバイト勤務によって発生するデメリットと見比べて、自分の目的に合っているかを考える必要があります。
この見出しでは医師がアルバイトするデメリットについて解説していきます。
収入が不安定になる
アルバイト勤務は常勤とは違って病気や怪我などが起きた時に給与の保障がありません。
また、掛け持ちで仕事量が増えているうちは収入が青天井に上がっていきますが、繁忙期を過ぎたり、アルバイト先の常勤が増えたりすることで仕事が減る可能性もあります。
非常勤ですので仕事量が減れば、それに比例して収入も減少するため収入は不安定です。
特に、アルバイト一本にしてしまうと、常勤と比べて常にお金に関する悩みを抱えるようになってしまいがちです。
確定申告などの事務手続きが発生する
アルバイトで複数の医療機関から収入を得ている場合、自分自身で確定申告を行う必要があります。
自分で確定申告を行う場合、税関係の知識が必要になることや書類の記入、税務署への提出などの事務手続きの手間が増えてしまい、自分の時間を圧迫する可能性が高いです。
税理士に相談することも一つの手段ではありますが、もちろん料金が掛かるため金銭的な負担が増えてしまいます。
さらに、国民健康保険や国民年金の加入も自分で手続きが必要です。
こうした確定申告による手間が発生してしまうのは、アルバイト勤務のデメリットと言えます。
医師のアルバイトは確定申告を忘れることがないように注意しましょう。
転職サイトを利用してアルバイトを利用する流れ
前述しましたが、医師のアルバイト先を探す際にお勧めなのは転職サイトの利用です。
転職サイトを利用してアルバイト先を探し、勤務するまではおおまかに以下のような流れになります。
- 転職サイト・エージェントに登録する
- 担当者やアドバイザーに相談に乗ってもらう
- 希望条件に該当する求人を紹介してもらい、応募する
- 応募した医療機関にて面接を行う
- アルバイト勤務スタート
サイトに登録した後は担当者やアドバイザーと面談し、その際に自分の希望職種や職場の特徴、働く条件などについて詳しくヒアリングをして貰えます。自分が理想とする職場に少しでも近い医療機関を見つけて貰えるように、しっかりと条件を伝えるようにしましょう。
また転職サイトによっては担当者が面接にまで同行してくれるケースもあります。
医師のアルバイトについて
よくある質問
医師がアルバイトを探すことや、医師がアルバイト勤務を行うことに関して様々な疑問を持つ方も多いと思います。
この見出しでは医師のアルバイトについてよくある質問をまとめてみました。
それぞれの内容について解説します。
転職サイトは複数登録した方がいい?
転職サイトの複数登録は、アルバイトを探す際や転職先を探す際の基本中の基本と言われています。
その理由は、アルバイトや転職に関係する情報をより多く取得できるからです。
転職サイトごとに様々な求人情報が掲載されており、求人の出稿はサイトによって異なります。
同じ医療機関からの求人案件でもサイトによって内容が微妙に違うことも珍しくありません。
複数の転職サイトに登録しておくことで、各サイトの求人案件を見比べ、より自分にとってプラスのあるアルバイト先を見つけることができます。
研修医はアルバイトが可能?
実は初期研修医は一人前の医師として認められておらず、指導医の下でしか診療が行えません。
そのため副業やアルバイトは原則認められていないのが現状です。
また医師法では「研修に専念する努力義務」という記載があり、医療行為を伴わない一般的なアルバイトも、医療機関によって禁止されているケースが多くなっています。
これらを無視してアルバイト勤務を行うと、最悪の場合常勤の医療機関から解雇を宣言されることもあるため注意が必要です。
まとめ
今回は医師のアルバイトの時給相場やアルバイトのメリット・デメリット、勤務先の医療機関の見つけ方などについて解説をさせて頂きました。
医師のアルバイトには多くの働き方や職種があり、自分の目的に合った働き方を見つけることが大切であるとお分かり頂けたかと思います。
医師としてアルバイトを行う目的は人それぞれですが、勤務先を探す際は自分の理想の職場を見つけるためにも、転職サイト・エージェントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
アルバイトも探せる医師におすすめ転職サイト
エムスリーキャリアエージェント |
|
|
---|---|---|
求人数 | 約23,000件 (2024年10月現在) |
|
マイナビDOCTOR |
|
|
求人数 | 約75,000件 (非公開求人含む・2024年10月現在) |
|
医師転職ドットコム |
|
|
求人数 | 約17,000件 (2024年10月現在) |
参考記事:医師におすすめの
転職サイト2024年ランキング
【厳選25社】徹底比較|
選び方は?評判は?はこちら
参考文献
独立行政法人 労働政策研究・研修機構「勤務医の就労実態と調査に関する調査」
https://www.jil.go.jp/institute/research/2012/documents/0102.pdf
この記事の運営者情報
メディア名 | ミチビーク |
---|---|
運営会社 | 株式会社Method innovation |
会社ホームページ | https://www.method-innovation.co.jp/ |
所在地 |
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町3丁目6番11号 BADGE長堀BLD. 2階
|
代表取締役 | 清水 太一 |
設立 | 2016年11月1日 |
事業内容 | 集患支援事業 メディア運営事業 広告代理店事業 |
お問い合わせ | michibi-Qのお問い合わせはこちら |