検索で上位表示するには、ホームページがGoogleから評価される必要があります。
複数の評価ポイントがありますが、大きくは
『①キーワードの設定』
『②コンテンツ』
『③ユーザビリティ』
の3つです。
①キーワードの設定
ホームページのTOP・下層ページそれぞれに「タイトル(title)」「ディスクリプション(description)」「hタグ」「メタキーワード(meta keyword)」「altタグ」などの設定を行うことで、検索を上げていきます。
ただし、設定されていれば何でもOKではありません。何度も同じキーワードを使用したり、全ページ同じ文章になっているようでは、Googleから評価されづらく、マイナスの評価をされてしまうこともあります。
Googleから評価されるには『1ページに1キーワード』検索で上位表示させたいキーワードを使って設定を行う事が大切です。
よくありがちなのが、たくさんのキーワードを盛り込み過ぎて欲張ってしまうパターンです。これもGoogleからの良い評価はもらえません。
【患者さん(ユーザー)が知りたい情報を踏まえた設定が大切】
例えば、患者さん(ユーザー)がGoogleで『尼崎 インフルエンザ予防接種』と検索した際に下記のような検索結果が出てきたとします。
※下記検索結果は実際とは異なります。
実際にご自身で検索した場合、どのページをクリックしたいと思いますか?
恐らく、2番目の『インフルエンザ予防接種|尼崎市の△△△△クリニック』を選択されるのではないでしょうか。
もちろん上位にあればあるほど、クリック率も上がります。ただし、検索している患者さん(ユーザー)は、あくまでも「予防接種」という幅広い範囲で探しているのではなく、「インフルエンザの予防接種」に対応しているクリニックを探しているので、1番目のクリニックよりも2番目の△△△△クリニックの方が、クリックされやすくなります。
このように患者さん(ユーザー)が求める情報を考慮してキーワード設定することが非常に大切です。さらに、クリックした先のページも検索した患者さん(ユーザー)が求める内容がまとめられていることが最大のポイントです。こちらは次の②コンテンツでご説明します。
②コンテンツ
ホームページのコンテンツとは、ページの文章や画像、動画などをひっくるめたものを指します。
従来のホームページ作成は、下記のようにHOME(TOP)含めて全部で5~6ページほどのページしか作っておらず、患者さん(ユーザー)が求める内容はほんの少しだけしか記載されていませんでした。これではGoogleに評価される良いコンテンツとは言えません。
Googleから良いコンテンツとして評価されるためには、Googleが【ユーザーを最優先】にしていることから患者さん(ユーザー)が求める内容が掲載されていることが大切です。
例えば、消化器内科のホームページを探す患者さん(ユーザー)がいたとします。探すパターンは大きく4つあります。
①友人からの紹介で医師や医院名で検索
②地域名+消化器内科、駅名+消化器内科で検索
③胃カメラ+地域名、逆流性食道炎を含むキーワードで検索(検査や特定の疾患に対応しているクリニックを探す)
④吐き気や胸焼けなどを含むキーワードで検索(症状の相談が可能なクリニックを探す)
これらを踏まえてホームページ内のコンテンツを作成することが大切です。
また、Googleがホームページを評価する際の基準「E-A-T」があり、
Expertise(専門性)⇒ 専門性のあるホームページなのか?
Authoritativeness(権威性)⇒ 権威があるページなのか?
TrustWorthiness(信頼性)⇒ 信頼できるページなのか?
ということを最も重視しています。
③ユーザビリティ
Googleから評価されるためには、「ユーザビリティ」を考慮した制作も欠かせません。
Googleが求めるユーザビリティとは、
- 使いやすいホームページなのか
- 効率的に満足できるホームページなのか
- 簡単に迷わず操作できるホームページなのか
などです。
現在、医療機関のホームページは約70%~80%はスマートフォンで閲覧している状況です。そのため、いかにスマートフォンで『見やすく』『使いやすい』のかを考慮して作成する必要があります。
大きくは、【1、ページの表示速度】【2、ページの操作性】を重要視しています。
【1、ページの表示速度】
画像の解像度が大きい、動画の埋め込み、GoogleMAPやストリートビューなどの埋め込み、InstagramやFacebookなどの埋め込みなどにより、ページの表示速度が遅くなっていることがほとんどです。患者さん(ユーザー)が使用している端末やインターネット環境でも異なりますが、できる限りページ速度を速くしておくことが大切です。
ページの表示速度は、Googleのツール『PageSpeed Insights』で確認することができます。
【2、ページの操作性】
医療機関では、
・電話をかける
・予約ができる
・どのページにいても行きたいページに行くことができる
ことが大切です。
そのために画面下部に電話やWEB予約のバナーの設置、画面上部に追尾するメニューを設置し、患者さん(ユーザー)が操作しやすいホームページを作成しております。
これらが設置されていないホームページは、『使いにくい』『分かりにくい』と患者さん(ユーザー)から認識され、ホームページから離脱されてしまいます。いくら上位表示して、たくさんの患者さん(ユーザー)に見てもらったとしても、ユーザビリティが悪いとコンバージョンにも大きな影響を及ぼすため、ユーザビリティの良さは重要な要素となります。
(コンバージョン…ホームページに流入したユーザーが電話やWEB予約などのアクションを起こすこと。)
ここまでGoogleで上位表示する=Googleから評価を得るためのポイントをご説明しました。
せっかくのホームページ制作で失敗しないためにも、この記事を読んで成功するホームページへと繋がる一助となれば幸いです。